○学部の授業形態：カリキュラムの概念と類型、カリキュラム開発と評価、学習指導要領の変遷、カリキュラムマネジメントの方法などの基礎・基本的な知識、理論を習得させ、授業中で受講生に積極的な発言や討論、グループ学習の機会を設けた。また、学生にカリキュラムデザインを自分で完成できるようにさせた。さらに、授業中ではＰＰＴを提示し、配布資料の中で学習促進するためのポイントを記載した。毎回の授業後、「振り返りシート」に授業内容に対する理解を深め、自分の考えと要望を記入してもらった。自主学習を促すために、毎回、課題を課し討論の資料などを準備させた。○大学院の授業形態：アクティブ・ラーニングを重視している授業を実施している。理論半分を占めて、ディベートを重視しながら、課題解決学習を目指している。深い学習に繋がるために事前グループ討論の準備と討論の内容のまとめシートも導入している。毎回の授業で「振り返りシート」に自分の理解度と要望を記入させている。○成績評価は出席、授業の態度、レポートの質を総合的に評価を行いました。　

学部の授業では国内最先端のカリキュラム実践家の一人を招いて講義を行い、教育実践での最新の知識と技術を学ばせた。また、日本のカリキュラム開発と評価の現状、自分の研究内容を紹介しながら、学生たちにカリキュラム開発の最新の優れた事例と実践研究の開発方法を理解させた。最後に、最新のカリキュラムマネジメントサイクルを利用する方法を紹介し、小論文を完成させて、理解を深めた。　

大学院の授業では、最新のカリキュラム理論と状況を把握させた。自分の研究内容を紹介し、まだ学校現場はどのようなカリキュラム開発の問題点と課題があるかを抽出させた。より高度なカリキュラム開発の理論と実践方法を習得させるために、先進的な上越市の小学校の事例を分析しながら、改善の箇所を分析し、カリキュラム開発の方法をに身につけさせた。　

(1)カリキュラムマネジメントにおけるCIPPモデルの応用に関する研究,代表者：野澤有希,(上越教育大学)

国学院大学栃木短期大学で教員免許更新講習を行った。150人の現職教員が参加し、OECDの学力調査の結果から、日本教育の問題点を再認識させた。また、国外でのカリキュラム開発の現状を分析し、教員にカリキュラム開発とカリキュラムマネジメントの最新の知識を習得させた。現職教員にカリキュラム開発、カリキュラムマネジメント、リーダーシップに関する理論と実践知識の研修が必要である。このニーズに応え、これからも、より多くの学校の管理職、現職教員にカリキュラム開発とカリキュラムマネジメントの必要性と重要性を伝え、学校改善に貢献したい。