自己点検・評価の対象期間: 平成27年 04月 01日 ~ 平成28年 03月 31日

八島 猛 (准教授)
<教育活動>
授業
  【観点1】教育方法及び成績評価面での取り組み
修士課程の「病弱心理・生理学論」受講者における疾患理解と病弱児における疾患の自己管理の具体的な理解を促すことを目的として,特定の疾患に関する自己管理の手技を疑似体験する教材や身体内部の病変を可視化する教材を教員が作成,提示した上で,受講者とともに疾患に関する新たな教材の開発を行った。「病弱教育課程・指導法」では,教育現場における実践事例をVTRを用いて紹介した。 

  【観点2】教育の達成状況
開設した授業に対する「授業の内容や方法について」の学生による授業評価得点平均値は5点満点中4.8であり,担当の授業において高い評価を得ている。 

研究指導
  【観点2】大学院(修士課程、専門職学位課程、博士課程)
病弱応用教育臨床実習の授業において,定期的に疾患のある児童生徒に対する臨床実践の場を設定し,事前アセスメント,支援計画の作成,支援の実施,評価に関する研究指導を実施した。 

その他の教育活動

特色ある点及び今後の検討課題等

<研究活動>
研究成果の発表状況
論】(1)  平成27年 06月: 特別支援教育専攻学生を対象とした障害理解のための教材開発(4):人工透析メカニズムおよび腎臓疾患を中心にした教材,宮城教育大学特別支援教育総合研究センター研究紀要, pp.49-61
発】(1)  平成27年 09月 21日: 特別支援教育専攻学生を対象とした障害理解のための教材開発-その5 てんかんの理解を中心にした教材,日本特殊教育学会第53回大会
(2)  平成27年 09月 20日: 知的障害者の行為の実行制御へのアプローチ,日本特殊教育学会第53回大会
(3)  平成27年 09月 19日: 病弱児における自尊感情の発達的特徴とその支援,日本特殊教育学会第53回大会
(4)  平成27年 08月 23日: 精神及び行動の障害のある児童生徒における自己認知の発達的特徴,日本育療学会第19回学術集会

学会活動への参加状況
(1)  平成27年 09月 19日: ~ 平成27年 09月 21日: 日本特殊教育学会第53回大会
(2)  平成27年 08月 22日: ~ 平成27年 08月 23日: 日本育療学会第19回学術集会

◎特色・強調点等

<社会との連携>
社会的活動状況
(1)  平成27年 10月 24日: ~ 平成27年 10月 25日: 文部科学省委託事業特別支援教育に関する教職員等の資質向上事業(文部科学省)
(2)  平成27年 08月 27日: ~ 平成27年 08月 27日: 新潟県立はまぐみ特別支援学校研修会( 新潟県立はまぐみ特別支援学校)
(3)  平成27年 08月 01日: ~ 平成27年 08月 02日: 新潟県免許法認定講習(新潟県教育委員会)
(4)  平成27年 07月 29日: ~ 平成27年 07月 29日: 上越教育大学教員免許状更新講習(上越教育大学)
(5)  平成27年 04月 01日: ~ 平成28年 03月 31日: 妙高市早期療育事業(妙高市)
(6)  平成27年 04月 01日: ~ 平成28年 03月 31日: 新潟県カウンセラー学校派遣事業(新潟県教育委員会)
(7)  平成27年 04月 01日: ~ 平成28年 03月 31日: 新潟県立柏崎特別支援学校ICT活用委員会(新潟県立柏崎特別支援学校)
(8)  平成27年 04月 01日: ~ 平成28年 03月 31日: 特別支援教育実践研究センター教育相談(上越教育大学)

◎社会への寄与等
通常の学校に在籍する病弱者を対象として,個々の認知・運動特性に応じた教科学習支援の場を開設した。開設当初から参加希望者がおり,現在3名の参加者が定期的に利用している。病弱者の自立支援に寄与する活動と考えられる。