自己点検・評価の対象期間： 平成27年 04月 01日 ～ 平成28年 03月 31日

中野　博幸 （准教授)
＜教育活動＞
授業
　　【観点１】教育方法及び成績評価面での取り組み
教育実地研究Ⅰでは，柏崎市内中学校への観察実習の事前・事後指導を行った。授業参観の視点について事前に指導を行い，意欲の向上を図るようにした。　
教育実地研究Ⅱでは，算数・数学を中心として教材研究の考え方や方法を担当した。電子情報ボードなどのICTを活用したり，グループによる話し合い活動を取り入れ，講義内容に興味関心を高めるように工夫した。　
教育実地研究Ⅲ，Ⅳでは，実習生一人一人への巡回指導を通して指導助言を行った。　
教職実践演習では，教育現場における現状を踏まえて教職編における11回の内容を見直し，テキストを作成した。　

　　【観点２】教育の達成状況
教育実地研究Ⅰでは，中学校への観察実習で真剣に取り組む様子が見られた。授業協議会で積極的な発言が多く聞かれた。　
実際に授業を行なうことの難しさを感じたというレポートが多かったが，それとともに教師という仕事のやりがいを感じたとする感想が多かった。　
教育実習を通して自分に対する課題が明確になったという事後レポートが多くみられた。　
卒業生および修了生へのアンケート調査により，教育現場に出てから非常に役立つ内容であったとの回答が多かった。　

研究指導
　　【観点２】大学院（修士課程、専門職学位課程、博士課程）
専門職学位課程，修士課程の院生から相談を受け，修論のデータ分析方法や結果の見方，記述の仕方などについて指導や助言を行った。　

その他の教育活動

◎ 特色ある点及び今後の検討課題等


＜研究活動＞
研究成果の発表状況
論】(1)　 平成28年 03月： 総合的な学習の時間における学習主題及び内容構成を支える課題性と研究領域 : 上越教育大学附属小学校における主題設定の分析を通して,上越教育大学研究紀要 = Bulletin of Joetsu University of Education,35巻, pp.57-70
(2)　 平成28年 01月： Kinectを用いたARによる鏡像シミュレーション教材の開発と試行,日本教育工学会論文誌,Japan Journal of Educational Technology,39巻,0号, pp.105-108
(3)　 平成27年 09月： 小学校体育科における学習者によるタブレット型端末の機能の選択活用に関する事例的研究 : マット運動における動画の撮影・視聴の機能について,科学教育研究 = Journal of science education in Japan,39巻,3号, pp.233-242
(4)　 平成27年 06月： 凸レンズが作る像の規則性の理解を促すAR教材の開発と評価,日本教育工学会論文誌,Japan Journal of Educational Technology,39巻,1号, pp.21-29
業】(1)　 平成28年 03月： 教科内容構成「総合」テキスト
(2)　 平成28年 03月： 教科内容構成特論「総合」テキスト
発】(1)　 平成28年 01月 10日： 天気図上の等圧線による風の吹き方の理解に関する考察-AR教材の活用から-,第14回臨床教科教育学セミナー
(2)　 平成27年 12月 12日： Kinectを用いたARによる鏡像シミュレーション教材の活用―虚像の理解を促す指導法の検討―,日本科学教育学会研究会研究報告
(3)　 平成27年 10月 31日： Kinectを用いたARによる鏡像シミュレーション教材の活用,日本理科教育学会北陸支部大会(2015)
(4)　 平成27年 10月 31日： 天気図上の高気圧・低気圧での風の吹き方について理解を促すAR教材の開発,日本理科教育学会北陸支部大会(2015)
(5)　 平成27年 10月 10日： 飯山市における授業でのICT 利活用推進に向けた取り組み─ 教員研修の在り方に関する一考察 ─,第41回全日本教育工学研究協議会全国大会（富山大会）
(6)　 平成27年 09月 23日： ARとKinectを用いた単語習得の効果 小学２年生を対象に,日本教育工学会　第31回全国大会
(7)　 平成27年 09月 22日： 小学校外国語活動における高学年児童の動機づけを高めるポートフォリオを活用した授業設計と効果,日本教育工学会　第31回全国大会
(8)　 平成27年 09月 21日： 小学校6 年生児童の英語学習に対する動機づけを高めるKINECT を用いた国際交流プログラム開発とその効果,日本教育工学会　第31回全国大会
(9)　 平成27年 08月 22日： 凸レンズが作る像の「規則性」の理解：AR教材を利用した実践から,日本科学教育学会
(10)　 平成27年 08月 22日： Kinectを用いたARによる鏡像シミュレーション教材の活用,日本科学教育学会

共同研究（幼、小、中、高等学校及び特別支援学校教員との共同研究を含む）の実施状況
(1)平成２６年度教員研修モデルカリキュラム開発プログラム,代表者：石野 正彦,(上越教育大学)
(2)観察・実験中の思考活動をナビゲーションするAR教材システムの実証的研究,代表者：久保田 善彦,(宇都宮大学)

学会活動への参加状況
(1)　 平成27年 09月 21日： ～ 平成27年 09月 23日： 日本教育工学会第31回全国大会（電気通信大学）

◎特色・強調点等

＜社会との連携＞
社会的活動状況
(1)　 平成27年 11月 27日： ～ 平成27年 11月 27日： 長岡市立大島小学校校内研修（外国語活動）
(2)　 平成27年 11月 12日： ～ 平成27年 11月 12日： 小千谷市教育研究会情報教育研修会（情報モラル）
(3)　 平成27年 08月 20日： ～ 平成27年 08月 20日： 妙高市教育研究会　夏の一斉研修　教科・領域部会（算数・数学）
(4)　 平成27年 07月 01日： ～ 平成27年 07月 15日： 上越教育大学学校教育実践研究センター水曜セミナー（度数の検定・分散分析）
(5)　 平成27年 06月 12日： ～ 平成27年 06月 12日： 柏崎市立教育センター教職員専門研修講座（学びすっきりプロジェクト柏崎カリキュラムシート活用研修講座）
(6)　 平成27年 05月 31日： ～ 平成27年 05月 31日： 公孫会教育実践研究研修会

◎社会への寄与等
・上越教育大学附属中学校「学びのイノベーション事業」「フューチャースクール」地域協議会委員として，ICT機器の環境整備やICTを利活用した教育活動等への指導・助言を行うとともに，実証研究を円滑かつ確実に行うことができるよう支援を行った。 ・学校評価支援アンケートシステムを開発し，地域の学校評価についての支援や助言を行った。