自己点検評価の対象期間： 平成28年 04月 01日 ～ 平成29年 03月 31日

直原　幹 （教授)
＜教育活動＞
授業
　　【観点１】教育内容・方法面での取組
通年の授業評価の結果より，授業における教材配布や画像の呈示方法の工夫を継続して行っている。一方，前年度と同様に，教職教員免許取得プログラム履修者，他コースからの副免許取得希望者および保健体育専攻学生における身体教育に関する素養にばらつきが大きいという実態は同様である。次年度以降も教材を工夫して対応したいと考える。また，授業の難易度について，実際のスポーツ場面を事例に挙げる等の配慮により，授業内容の改善を進めたいと考えている。成績評価面では、学習の定着を促すために小テストを定期的に実施し、受講生の理解の程度を確認しながら授業を進めた。　

　　【観点２】学修成果の状況
論文指導では，修士論文2編，卒業論文4編が提出された。指導にあたった大学院修了者１名は埼玉県県小学校教諭に正式採用，学部卒業生は，4名中，3名が各県小学校・中学校教諭に正式採用、他2名が石川県および長野県に講師採用された。修士論文・卒業研究への取り組みと採用試験準備の両面の進捗状況は良好であったと考える。卒業研究に関しては、1名が全国教育大学協会卒業論文集の推薦論文として投稿された。　

研究指導
　　【観点１】学部
学部学生の研究志向に応じて，教科「体育」における教育現場の今日的課題を教科教育学的，体力学的，運動学的視点から幅広く取り扱っている。平成28年度は，運動学および体力学の領域（野球のバッティングトレーニング、，クラウチングスタート・トレーニング、小学生における床運動練習時の画像観察iPad活用の有効性、アイスホッケーのスラップシュート時におけるブレードの開きを抑える指導の有効性、他3テーマ）に関わる多数の卒業研究（４年生4名，３年生3名）の指導を担当した。各研究テー マ上の専門的な知識の拡充および教育現場における臨床的課題に関わる学術的な論文が纏められるよう指導したが，全員が教職希望者であることから，教育現場での指導実践に関わる方法論やＩＣＴ機器の利活用も重視して指導した。　

　　【観点２】大学院（修士課程、専門職学位課程、博士課程）
大学院生の研究志向に応じて，教科「体育」における教育現場の今日的課題を教科教育学的，体力学的，運動学的視点から幅広く取り扱っている。平成28年度は，剣道やバドミントン競技の技術解析等に関する修士論文（3年生1名，2年生2名、1年生2名）の研究指導を担当した。各研究テーマ上の専門的な知識の拡充および教育現場における臨床的課題に関わる学術的な論文が纏められるよう指導したが，全員が教職希望者であることから，教育現場での指導実践に関わる方法論、アクティブ・ラーニングの方法論およびＩＣＴ機器のの利活用も重視して指導した。　

その他の教育活動

◎ 特色ある点及び今後の検討課題等


＜研究活動＞
研究成果の発表状況
著】(1)　 平成28年 09月： 教科内容構成特論「保健体育」（共著）,
論】(1)　 平成29年 03月： バドミントンのレシーブ動作における「スプリットステップ」の有効性に関する研究,新潟体育学研究,35巻, pp.87-91
(2)　 平成29年 03月： 「保健体育」における「21世紀を生き抜くための資質・能力」の「思考力」の捉え方に関する検討,上越教育大学研究紀要,35巻,2号, pp.657-674
(3)　 平成29年 03月： 夕食・夜食のタイミングが中学生の身長増加に及ぼす影響,上越教育大学研究紀要,35巻,2号, pp.617-623
(4)　 平成29年 03月： 剣道の稽古時および試合時における競技的要素の比較研究,上越教育大学研究紀要,35巻,2号, pp.626-631
(5)　 平成28年 09月： 最大無酸素パワー測定時における「測定の慣れ」に関する研究,上越教育大学研究紀要,35巻,1号, pp.229-235
(6)　 平成28年 09月： 空手道学習者のスポーツ価値志向に関する研究,上越教育大学研究紀要,35巻,1号, pp.237-243
作】(1)　 平成28年 08月： ～ 平成28年 08月： 第58回全国教職員剣道大会（埼玉県）　出場,埼玉県立武道館,
(2)　 平成28年 07月： ～ 平成28年 07月： 第51回全国道場少年剣道大会　監督,日本武道館,
(3)　 平成28年 07月： ～ 平成28年 07月： 平成28年度全日本少年少女武道（剣道）錬成大会　監督,日本武道館,
学会活動への参加状況
(1)　 平成28年 10月 ～ 平成28年 10月 第19回日本教育実践学会研究大会,
(2)　 平成28年 09月 ～ 平成28年 09月 第４9回日本武道学会,


＜社会との連携＞
社会的活動状況
(1)　 平成28年 08月 ～ 平成28年 08月 教員免許状更新講習(上越教育大学)
(2)　 平成29年 03月 ～ 平成29年 03月 第61回白根剣道大会　審判員(白根市剣道連盟)
(3)　 平成29年 02月 ～ 平成29年 02月 第27回東日本如月剣道大会　審判員(群馬県剣道連盟)
(4)　 平成29年 02月 ～ 平成29年 02月 第17回日本剣道形柏崎大会　審判員(新潟県剣道連盟)
(5)　 平成28年 12月 ～ 平成28年 12月 第41回和親旗争奪高田修道館剣道大会　審判長(高田剣道スポーツ少年団)
(6)　 平成28年 12月 ～ 平成28年 12月 第11回全日本学生剣道オープン大会　大会委員長(全日本学生剣道連盟)
(7)　 平成28年 11月 ～ 平成28年 11月 第１7回潮風旗争奪柏崎剣道大会　審判員(柏崎市剣道連盟)
(8)　 平成28年 11月 ～ 平成28年 11月 第５4回北信越学生剣道新人大会　審判員(北信越学生剣道連盟)
(9)　 平成28年 10月 ～ 平成28年 10月 第11回上越地区合同新人剣道大会　審判員(上越市中学校体育連盟)
(10)　 平成28年 09月 ～ 平成28年 09月 平成28年度新潟県剣道選手権大会　審判員(新潟県剣道連盟)
(11)　 平成28年 09月 ～ 平成28年 09月 平成28年度新潟県高等学校秋季地区体育大会上越地区剣道大会　審判員(新潟県高等学校体育連盟)
(12)　 平成28年 09月 ～ 平成28年 09月 第64回新潟県剣道大会　審判員(新潟県剣道連盟)
(13)　 平成28年 09月 ～ 平成28年 09月 第58回北信越学生剣道優勝大会　審判員(北信越学生剣道連盟)
(14)　 平成28年 09月 ～ 平成28年 09月 第82回上越少年剣道大会　審判長(上越市剣道連盟)
(15)　 平成28年 08月 ～ 平成28年 08月 平成28年度新潟県剣道昇段審査会　審査員(新潟県剣道連盟)
(16)　 平成28年 07月 ～ 平成28年 08月 新潟県夏季剣道講習会　講師(新潟県剣道連盟)
(17)　 平成28年 07月 ～ 平成28年 07月 第57回上越地区中学校剣道大会　審判員(上越市中学校体育連盟)
(18)　 平成28年 07月 ～ 平成28年 07月 平成28年度全日本少年少女武道（剣道）錬成大会　監督(全日本剣道連盟)
(19)　 平成28年 07月 ～ 平成28年 07月 第51回全国道場少年剣道大会　審判員(全日本道場剣道連盟)
(20)　 平成28年 06月 ～ 平成28年 06月 第11回上越中学校合同剣道大会　審判員(上越市中学校体育連盟)
(21)　 平成28年 06月 ～ 平成28年 06月 第25回新潟県女子剣道選手権大会　審判員(新潟県剣道連盟)
(22)　 平成28年 05月 ～ 平成28年 05月 第30回新潟県道場少年剣道大会　審判員(新潟県道場剣道連盟)
(23)　 平成28年 04月 01日： ～ 平成29年 30月 31日： 全日本学生剣道連盟　常任理事(全日本学生剣道連盟)
(24)　 平成28年 04月 01日： ～ 平成29年 03月 31日： 新潟県剣道連盟　審査員(新潟県剣道連盟)
(25)　 平成28年 04月 01日： ～ 平成29年 03月 31日： 上越市剣道連盟　理事長(上越市剣道連盟)
(26)　 平成28年 04月 01日： ～ 平成29年 03月 31日： 上越市高田剣道スポーツ少年団　代表(上越市スポーツ少年団)
◎社会への寄与等
1）上越地域の児童の健全育成に関し，剣道を通じたフレンドシップ事業および地域貢献として，本学学生と共に年間を通 じて小学生，中学生の剣道指導を継続した。また，全上越剣道連盟における青少年育成事業として，小・中・高 校生の錬成稽古会（隔週土曜日）を年間を通じて企画・指導した。さらに、県内および全国の剣道大会の審判員 として参加し、剣道文化の普及・発展に努めた。2）高田剣道スポーツ少年団における少年剣道の指導を年間を通じて毎週3回実施した。