自己点検評価の対象期間:
平成28年
04月
01日
~
平成29年
03月
31日
堀 健志
(准教授)
<教育活動>
授業
【観点1】教育内容・方法面での取組
毎回の授業において受講者に対して問いを投げかけ、その問いについて各自で考えさせている。そうすることで、理論的概念を日常性の位相で理解すること、言い換えれば、日常世界・社会的世界を理論的に把握するよう導いている。成績評価については、各授業における学習目標を明示しており、成績評価基準は明確に示されている。
【観点2】学修成果の状況
多数が学校教員となっている現状をふまえ、学校教育および現代社会を構造的に理解することができるよう指導している。
研究指導
【観点2】大学院(修士課程、専門職学位課程、博士課程)
教育社会学/教育学の専門的・先端的な思考のあり方を形成するために、継続的に問答を行った。報告書を執筆させた。
◎
特色ある点及び今後の検討課題等
- 教育社会学/教育学の専門的・先端的な思考のあり方を形成するために、継続的に問答を行った。報告書を執筆させた。教育の社会的側面についての思考を深めさせるために、弁護士やジャーナリストを含む学外の人材との意見交流の機会を設けた。
<研究活動>
研究成果の発表状況
論】(1)
平成29年
03月:
教室のなかの自立と協働の「不幸な結婚」,教育創造,185号,
pp.38-43
他】(1)
平成28年
06月
:
毎日新聞,
(2)
平成28年
06月
:
上越タイムス,
共同研究(幼、小、中、高等学校及び特別支援学校教員との共同研究を含む)の実施状況
(1)教科内容・教科教育・教育実践を横断したPCK研究による教師の専門職的力量の構造解明,代表者:志村 喬,(上越教育大学)
(2)「復興」期における被災コミュニティ再編と子どもの学校生活・進路に関する追跡的研究,代表者:清水 睦美,(日本女子大学)
国際研究プロジェクトへの参加状況
(1)若者の教育とキャリア形成に関するパネル調査の詳細分析と国際比較,代表者:乾彰夫,(首都大学東京)
学会活動への参加状況
(1)
平成28年
09月
17日:
~
平成28年
09月
18日:
日本教育社会学会,
(2)
平成29年
03月
24日:
~
平成29年
03月
25日:
若手研究セミナー(日本教育社会学会)
(3)
平成28年
09月
16日:
~
平成28年
09月
16日:
若手研究者交流会(日本教育社会学会)
(4)
平成28年
04月
01日:
~
平成29年
03月
31日:
教育部(日本教育社会学会)
外国における研究の状況
(1)
平成28年
12月
31日:
~
平成29年
01月
04日:
イギリス 若者の教育とキャリア形成に関するパネル調査の詳細分析と国際比較
(2)
平成28年
12月
28日:
~
平成28年
12月
31日:
フランス 社会権力に対する抵抗的実践についての研究
(3)
平成28年
10月
06日:
~
平成28年
10月
11日:
マレーシア 社会的トラッキングの比較社会学的研究
◎特色・強調点等
- 欧州を視野に入れた社会的トラッキング研究のデータ分析に取り組み、分析結果を執筆している。東アジアの社会的トラッキング研究については共同研究プロジェクトの準備のために理論的な検討を進める一方、調査対象候補となるマレーシアの視察を行った。東日本大震災の被災地をフィールドとした調査研究は、平均して1回/月のペースで行ってきた現地調査に区切りをつけ、データの分析に取りかかったところである。民主主義社会の担い手の形成というテーマのもと、社会的権力への抵抗的な実践についての情報収集を行っている。
<社会との連携>
社会的活動状況
(1)
平成29年
02月
08日:
~
平成29年
02月
08日:
校内研修(上越市立南本町小学校)
(2)
平成29年
02月
01日:
~
平成29年
02月
01日:
校内研修(上越市立国府小学校)
◎社会への寄与等
・日本教育社会学会の教育部副部長を務めることとなり、学会の若手会員の育成活動に取り組んでいる。
・本学教員および学生有志と協力しながら、映画の公開上映会を行い、地域住民を交えて議論を深めた。その様子は毎日新聞で報道された。
・上越教育経営研究会のシンポジウムをコーディネートし、18歳選挙権という大きな変化のもとでの政治教育の在り方についての議論の場を設けた。
・上越市内のこども食堂の設立・運営に携わるとともに、学部生・大学院生の参加を促し、草の根的な交流を深めている。