自己点検・評価の対象期間: 平成28年 04月 01日 〜 平成29年 03月 31日
 
我妻 敏博
(教授)
 
<教育活動>
 
 授  業
 【観点1】教育内容・方法面での取組
私の講義の多くに聴覚障害の学生が受講しているため、詳細な紙資料の準備、パワーポイントの原稿、ビデオを文字化した資料、パソコンテイクなど様々な視覚的教材を用意し、見てわかる講義を行った。成績評価はレポートと出席状況をもとに行ったが、レポートでは講義資料だけでなく、研究論文や関係の書籍を参照しながら書くように指示した。
 
 【観点2】学修成果の状況
特別支援学校や特別支援学級への就職を前提として、教育現場で役に立つ実用的な内容の授業を行った。本学修了後はほとんどの学生が特別支援学校教諭、あるいは特別支援教育に携わる仕事に就いている。
 
 研究指導
 【観点2】大学院(修士課程,専門職学位課程,博士課程)
実践的な指導能力を養うため、臨床実習には特に力を入れ、各院生が担当している障害児に対する指導計画の作成、臨床実践後のケースカンファレンスでの具体的な指導を行った。また、修論指導では現場に役立つような研究をするように努めた。
 
 その他の教育活動
・信州大学非常勤講師、明治学院大学非常勤講師
・新潟県、長野県、富山県主催の教育職員認定講習講師
・長岡聾学校、筑波大学附属聾学校、横浜聾学校の校内研修講師
 
 ◎特色ある点及び今後の検討課題等
 ゼミ学生とともに地域の難聴通級指導教室で開催された「親子の会」に参加し、教育現場や障害児の親子の様子を学生に経験させた。また、認定講習や校内研修を通じて、普段あまり聞くことのない聴覚障害児教育についての理解を深めさせることができたこと。
 
 
<研究活動>
 
 研究成果の発表状況
  論】(1)平成28年10月:『中国における聴覚障害幼児の名詞の習得と指導方法に関する研究』(共著)SNEジャーナル Vol.22 No.1 pp.81-101
    (2)平成29年3月:『聾学校における言語指導の変遷』(単著)上越教育大学特別支援教育実践研究センター紀要第23巻 pp.1-5
 
 学会活動への参加状況
  (1)平成28年度 日本特殊教育学会学会誌常任編集委員
  (2)平成28年9月17日〜19日:日本特殊教育学会第54回大会参加
  (3)平成28年10月13日〜14日:第50回全日本聾教育研究大会参加 
 
 
<社会との連携>
 
 社会的活動状況
  (1)国立特別支援教育総合研究所外部評価委員
  (2)平成28年7月25日 上越教育大学免許状更新講習講師
  (3)平成28年7月26日 横浜聾学校校内研修講師
  (4)平成28年8月4日〜5日 長野県教育職員認定講習会講師
  (5)平成28年8月23日 長岡聾学校校内研修講師
  (6)平成28年8月17日〜18日 富山県教育職員認定講習会講師
  (7)平成28年8月20日〜21日 新潟県教育職員認定講習会講師
  (8)平成28年10月8日〜9日 上越教育大学主催教育職員認定講習会講師
 
 ◎社会への寄与等
  公募型地域貢献事業として「上越地域難聴幼児支援事業」の代表として活動を実施した。