自己点検評価の対象期間: 平成28年 04月 01日 ~ 平成29年 03月 31日

浅倉 有子 (教授)
<教育活動>
授業
  【観点1】教育内容・方法面での取組
第1時間目に,授業のおおよその進め方,評価方法等についての説明を行っている。中学校社会科歴史分野,高校日本史の記述の変化や不備、修正点等について,学説史を踏まえて説明し,文献史料の解読,絵画資料等の非文献史料や映像資料の活用等についても取り上げ,教科の力量を向上させるよう努めている。 

  【観点2】学修成果の状況
学部4年のゼミ生のうち1名が栃木県小学校教員に、もう1名が長野県中学校教員に合格・採用された。修士ゼミ修了生1名が京都府の小学校の常勤講師に採用された。 

研究指導
  【観点1】学部
3年生と4年生の合計5名でゼミを行い,論文を読解する力、歴史史料を読解する力の育成を図り,研究手法の共有,議論する能力の向上に努めた。 

  【観点2】大学院(修士課程、専門職学位課程、博士課程)
修士課程のゼミは,学年をこえて全員が一堂に会して行う。参加者の力量が様々であるため,個人の能力に応じて,論文を読解する力,歴史史料を読解する力の育成を図り,総体として研究手法の共有と議論をする能力の向上に努めた。 

その他の教育活動


<研究活動>
研究成果の発表状況
論】(1)  平成28年 10月: 場所請負と漆器(掲載予定),北海道・東北史研究,11号,
(2)  平成28年 10月: 女手形の発行と高田藩,地方史研究,66巻,5号, pp.32-35
共同研究(幼、小、中、高等学校及び特別支援学校教員との共同研究を含む)の実施状況
(1)アイヌ漆器に関する学際的研究,代表者:浅倉 有子,(上越教育大学)
(2)支配錯綜地帯における藩地域論の展開―越後国新発田藩を中心に―,代表者:原直史,(新潟大学)
(3)教科教育と教科専門を架橋する社会科内容構成に関する基礎的研究,代表者:松田 愼也,(上越教育大学)
学会活動への参加状況
(1)  平成28年 12月 21日: ~ 平成28年 12月 21日: 第4回漆器研究会,
(2)  平成28年 10月 22日: ~ 平成28年 10月 22日: 上越社会科教育学会参加,
(3)  平成28年 05月 21日: ~ 平成28年 05月 22日: 歴史学研究会2016年度大会参加,
(4)  平成28年 05月 21日: ~ 平成28年 05月 21日: 北海道・東北史研究会参加,
(5)  平成27年 04月 01日: ~ 平成28年 10月 31日: 妙高大会実行委員長(地方史研究協議会)
◎特色・強調点等
  • 10月15ー17日に妙高市を会場として、全国学会である地方史研究協議会の妙高大会を開催し、実行委員長を勤めた。全国と地元から300名を超える会員・市民が参加し、稀に見る盛会となった。16日夜の懇親会にも120名を超える参加者があった。17日には、バス2台を連ねて戸隠等への巡見を行った。大会テーマは、「境と間(あわい)の地方史ー信越国境の地方史ー」で、新潟側10名、長野側10名の実行委員と学会側の実行委員によって大会を運営し、地元委員から8名が学会報告を行った。いずれの報告、及び2名の講演者も大会テーマを強く意識した報告・講演を行い、総体として大会テーマが浮き彫りとなった。

<社会との連携>
社会的活動状況
(1)  平成28年 07月 30日: ~ 平成29年 03月 31日: 新潟県文化プラン策定委員会(新潟県文化振興課)
(2)  平成28年 07月 25日: ~ 平成28年 07月 25日: 教員免許更新講習(日本史)(上越教育大学)
(3)  平成28年 04月 01日: ~ 平成28年 05月 31日: 新潟日報カルチャースクール講師(新潟日報カルチャースクール)
◎社会への寄与等
専門領域を活かし,地域や社会の様々なニーズに可能な限り応えている。とりわけ,文化財の保存・活用・指定に尽力し,地域の歴史・文化の掘り起しと歴史認識の形成・共有に尽力している。