あ と が き


 上越教育大学では、業務運営や教育研究活動等全般にわたる取組状況に関する自己点検・評価を取りまとめ、年次報告書として昭和60年度(昭和61年12月発行)から作成・発行してきており、この令和3年度版で第37集となります。このあとがきでは、本年度の年次報告書について章ごとに総括します。

 第一章「組織の運営状況に関する自己点検・評価」に関して、管理運営組織等、学生支援、附属施設等においては概ね順調に取り組まれています。教育・研究組織等に関し、各組織がそれぞれの立場において課題を挙げておりますので、本学としてもその内容を見極めつつ、さらなる改善を図ります。

 なお本年度は、特に注目される点として「第一章の1 年度のハイライト」に記載したとおり、以下のような取組を挙げることができます。
1 林 泰成 新学長(第9代学長)の就任
2 学部の教員就職率が全国第1位を獲得
3 令和4年度大学院改革に向けた設置認可申請
4 多様な教員人材育成修学プログラムの整備
5 「21世紀を生き抜くための能力」に関するシリーズ本の刊行
6 新型コロナウイルス感染症への対応
(1)新型コロナウイルス感染症の影響を受けた学生への支援
(2)入試方法等の変更
7 附属学校:由緒あるスタインウェイ社製ピアノの復活

 第二章「各教員の教育・研究活動及び社会貢献等に関する自己点検・評価」に関して、各教員は教育活動、研究活動、社会貢献活動等について、積極的に取り組んでいます。 なお、本年度自己点検・評価書の回収率は97%(135人中131人)でした。

 第三章「資料編」に関しては、本学の業務運営や教育研究活動などの状況を数値データとして整理して添付しています。

 最後に、本報告書の作成にご協力いただいた教職員各位に対して謝意を表しますとともに、学内外の関係各位からのご意見・ご助言をいただきたく、この場をお借りしてお願い申し上げます。



令和 5 年 2 月
上越教育大学副学長
大学評価委員会委員長
天 野 和 孝