わり算の筆算(2度引き版)

 わり算の筆算で、子どもたちによく見られる2度引き、3度引きをエクセルの上で実現して見ました。確かに「標準的」な筆算ではないのですが、一方で、量の感覚を持ちながら操作をしているというメリットもあるのではないでしょうか。今回は、この量の感覚を大切にするために、グラフも添えてみました。

 1回目、2回目のところに順に数を入力すると、筆算中の該当する計算が表示され、また残りがどの程度かがグラフに現れます。

 また仮商が大きすぎるときは、そのまま負の数としてひき算をし、赤いマイナス記号が出るようにしてあります。またグラフでも0よりも下になり、引きすぎたことがわかります。

 2度引きのわり算をより効率よく行う方法を考える中で標準的な筆算に移行できたら、計算方法と量の感覚が乖離せずに済むかもしれません。ただし、仮商の入力はやり直せるので、そこでの試行錯誤のレベルに留まると移行は起こりにくいでしょうから、振り返りながら入力をするという点が大切になるかもしれません。


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