その1】【その2】
Get Local Nashville・・・ナッシュビルの便利帳
City Search・・・キーワードで検索、位置を地図上で教えてくれます。
●セミ
 今年 (1998年) はエルニーニョの影響か、4月はぐずついた天気の日が多く、気温も低めでしたが、5月9日頃から暑くなり半袖への衣更となりました。それにともないセミが大発生。こちらのセミは体調4cmほどで日本のものよりも小ぶりで、赤い目をしています。あちこち飛び回っており、道を歩いているときにぶつかってきたこともあります。朝ともなると、電灯の下などにはセミの死骸が散乱しています。こちらの人の話では、セミは13年地下にいて、13年目に地上に出て、1週間で死んでしまうとのこと。日本のセミと違うのは、全てのセミが同じ周期で動いているらしいこと。つまり、次にセミが出てくるのは13年後らしく、来年はセミは出てこないと言うのです。本当に来年はセミが出てこないのだろうか?1999年から2010年の間の5月頃にナッシュビルを訪れた人がいたら、ぜひ教えてほしいところです。

●観光客情報センター
 Broadway 沿いの近代的な大きな建物がナッシュビル・アリーナですが、その入り口の部分に情報センター (Visitor Information Center) があります。近辺の観光や宿泊に関するパンフレットと、ナッシュビル・グッズの売店があります。個人的にはダウンタウンの一般の店で売っているTシャツよりも、ここの売店で売っているものの方が趣味がよいように思うのですが。ちなみに、ダウンタウンの北側にある Bicentennial 公園内にも情報センターのようなものがあり、ナッシュビルやテネシーの国立公園などに関するパンフレットがもらえます。こちらの売店ではTシャツなどの他に、戦争で使われた銃弾のコレクションなども売っていました。

●Bicentennial Park
 ダウンタウンの北側にある公園で、1998年の段階ではまだ建設の途中という印象でした。テネシーが州に昇格してから200年 (Bi-Centennial) を記念して作られたと聞いたように思います。上記の情報センターのほかに、地面に描かれた大きなテネシー州の地図や、テネシー州内の河川の名前のついた噴水がありました。また大きな柱 (というか石の板) が何本も並んでいましたが、よく見ると柱に年号が書いてあります。それぞれの柱の横に、その年に起こったテネシー州の重大な出来事を説明した板が作られて、テネシーの歴史を表すオブジェになる予定だそうです。
 柱の並んでいる場所のすぐ横には Farmer's Market があります。地元特製のハムなどもありました。町中のスーパーマーケットでは魚があまり充実していませんが、ここの魚屋には何種類もの魚があります。またここにもオリエンタルフードの店があり、米、豆腐、もちから枝豆の冷凍ものまで、たいていのものはそろいそうです。

●州立ミュージアム
 ダウンタウンのDeaderick通りのあたりに州立のミュージアムがあります。どうもTPAC (Tennessee Performing Art Center) と同じ建物にあるようです。入り口を入って、その階にある入り口から入るとTPACのJacksonホール、地下に降りるとミュージアムがあります。降りたすぐのところには、テネシー州の過去の生活 (石器時代、先住民の生活、開拓民の生活等) に関わる展示があります。さらにもう一階降りると、19世紀の戦争や暮らしに関わる展示、および絵画や写真展をやっています。なかなか広いスペースであるとともに、土曜日の午後に行った割にはほとんど人がいないという閑静さ。しかも入館はただという気前よさ。静かな時間を求める向きにはお勧めです。ちなみにミュージアムの中に小さなお土産やさんがありますが、絵葉書やミュージアム特製Tシャツなどの他に、南北戦争当時の新聞の複製なども売っていました。

●バス
 ミュージアムの帰りにバスに乗りました。ダウンタウンの乗り場は、ミュージアムの近くの Deaderick の通りにあります。A から D まで四つのシェルター (要するに屋根のついたバス停) が、通りを挟んで並んでいます。情報センターのような小さな窓口もありましたが、土曜日は12時までとのことで、私が行ったときはしまっていました。ナッシュビルのバスは、ダウンタウンから出発してダウンタウンに帰ってくるようです。町中のバス停は時刻表がなく、ただ「バス停」の掲示が立っているだけですが、ここにもきちんとした時刻表は掲示されておらず、コンピュータのモニターのようなものに、今から2時間程度の間の出発便の表示は出ていましたが、それ以外は分かりませんでした。
 料金は先払いで、1998年現在では一律1ドル40セントで、釣り銭のないよう払わねばならないようです。ヴァンダービルトの近くをとおるのは、Hillsboro の7系統のバスですが、週末はこの路線と、Belmont をとおる2系統のバスの路線が混じったようになります。ダウンタウンを出て Belmont に入り、Green Hills で折り返して、21番通りを通ってダウンタウンに帰っていきました。
 バスの時刻表はおそらく Deaderick の窓口でもらえるのだろうと思いますが、バスの運転手からもらっている人もいました。また、ヴァンダービルト周辺を通るバスの時刻表は、大学の ISS (International Student Service) にも置いてあります。

●トロリーバス
 ダウンタウンおよびミュージック・ロウのあたりをうろうろするには、トロリーバスが便利です。3路線走っており、一つはダウンタウンの見所をぐるぐる回っているもの、一つはダウンタウンからミュージック・ロウのあたりまで走っているもの、もう一つはダウンタウンの駐車場を結んでいるもの (休日は運休) です。1回1ドル (1998年6月現在) ですが、情報センターなどで3ドル券を買えば、何度でも乗り降り自由です。また情報センター=アリーナ前の乗り場から、どの路線のトロリーにも乗ることができます (それ以外の乗り場は路線により異なります)。

●あいさつ
 あった時の挨拶で、Hi というのと並んでというか、それより多いものに ハウヤユドゥーイン というのがあります (よく聞き取れないのですが、たぶん How are you doing? なのか?)。挨拶なので大した意味はないんだろうと思いますが、こう言われたときはどう応えたらいいんでしょう?ご存知の方ありましたら教えてください。 (シカゴに4年住んでいる友人が来たときには、"Pretty good, thanks" と応えていたので、こんなところなんでしょう)

●照明
 日本から米国に来ている知人と話しているときに (一人はフロリダ州タラハッシに、もう一人はインディアナ州ブルーミントンに滞在) 共通の話題で出たのが、アパートの照明の暗さです。キッチンやバスルームはそれなりに明るいのですが、リビングの天井の照明は薄暗く、ベッドルームには天井の照明はありません。自分で適当にランプを買って調整するんでしょうが、天井に蛍光燈の点った部屋に慣れている日本人には、慣れないとちょっと変な感じがします。一人の人は蛍光燈を探したそうですが、見つからなかったそうです。
 ちなみにレストランなどの照明も日本より暗めの感じがします。ある人は、米国人は暗いのに慣れているのではないか、だから逆に少しでも日差しが強いとサングラスをするのではないか、と言っていましたが、本当なんでしょうか?

●ラーメン
 チャイニーズ・レストランにラーメンがないと知人に言ったら、ラーメンは日本の食べ物だからなくて当然だと笑われました。とはいえスーパーなどではインスタントラーメンならよく売られています。うちの近所では、センテンニアル公園の近くの Compton では中国製だかのものが1個20セント (ちなみに Hillsboro の Compton には置いてありませんでした)、大学のヒルズ・センター内の売店では、日清の米国生産のものが1個39セント、21番通りの Revco ではマルチャンの米国生産のものが1個20セントでした。日本のメーカーでかつ安いので、Revco で買うのがベストなのですが、ここは品切れになるとなかなか入荷しないのが難点です。ちなみに Revco では日清カップヌードルが1個50セントで売っています。
 最初は知らずに、ビーフ味とかチキン味 (日清のものはえび味もあり) を買っていましたが、どうもオリエンタル味のものが日本のラーメンに近いようです。オリエンタルショップに行けば日本製ラーメンもありますが、こちらは1個1ドル以上するようです。

 


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