公開シンポジウムのご案内


テーマ  「学力問題」の現在


日 時:2008年9月21日(日) 9:30〜12:30
会 場:上越教育大学 講301教室
参加費:無料


 近年、教育社会学の領域から、「学力」をめぐる問題に関する分析や提言が積極的 に発信されています。では、全国学力テストも継続的に実施され、学力の向上を旗印 に授業時数と指導内容が増加された新学習指導要領の実施を控えている現在、教育社 会学による学力問題の考察は、政策や教育実践に対してどのように貢献しうるでしょ うか。その一方で、教育社会学において学力をめぐる問題を考察することは、現代の 教育社会の解明という学問的課題に対し、どのようなアクチュアルな示唆を与えうる でしょうか。本シンポジウムでは、「学力」をキーにして、教育社会学の理論的到達 点とその実践的な示唆を探っていきます。  公開シンポジウムですので、近隣の学校の先生方をはじめとする教育関係者、一般 市民の方々など広くご参加いただきたく思っております。

報告者:
 1.学力論争の整理とその新たな展開をめぐって
    原 清治(佛教大学)
 2.社会問題としての“学力”と教育政策
    耳塚寛明(お茶の水女子大学)
 3.教育実践のなかの「学力」 ─「効果のある学校」論の日本への適用─
    志水宏吉(大阪大学)

指定討論者:
  山内乾史(神戸大学):社会学の立場から
  岩川直樹(埼玉大学):教育学の立場から

司会:新井郁男(上越教育大学名誉教授)