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上越英語教育学会

  

上越英語教育学会第22回大会


 日時:2018年 7月28日(土) 13:00〜17:00
会場:上越教育大学 (人文棟3階マルチメディア語学教室)
1 総会    13:00〜13:15

2 研究発表 13:20〜14:20
 

1竹内綾華     (新潟県妙高市立新井中学校)

「会話の参与者は「批判」をどう構築していくか:
日本人英語学習者間のピアフィードバックにおけるやりとりの分析」

 

2)田中研匠(富山県魚津市西部中学校

「日本人英語学習者によるサマリーライティング能力と
マクロ命題構築能力の関係性」




3 実践報告 14:30〜14:50
 

坂口和代(上越教育大学大学院・新潟県上越市立安塚小学校)

「言語や文化の理解を深め、コミュニケーション能力の素地を
養う指導を目指して」


4 講話     15:00〜17:30

蒔田守先生(元筑波大学附属中学校

教師の英語学習観と到達目標の設定



5 閉会の辞 17:00 
                
(閉会後、茶話会にお越し下さい。 言語系会議室にて)

aaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa(敬称略)



(1)参加料は無料です。人文棟は大学メインアプローチを入って一番奥に見える高い建物です。

(2)参加申し込みはメールで受け付けております。ご希望される方は「お名前」「所属」を明記の上、メールにて御連絡ください。〆切7月15日(金)

【事務局】j305317P@myjuen.jp    宗倉祐(上越教育大学大学院


<<研究発表・実践報告・講話要旨>>

■研究発表     13:2014:20

竹内綾華(新潟県妙高市立新井中学校)

「会話の参与者は「批判」をどう構築していくか:日本人英語学習者間のピアフィードバックにおけるやりとりの分析」

本研究では、会話分析の方法を用い、日本人英語学習者同士における批判を含む会話の展開を分析する。批判を含む会話を観測するためにピア・フィードバック活動の場を設定し、そこでのやりとりを録音・録画した。音声データのトランスクリプトをもとに、「やりとりの参与者はどのように会話を共同構築し批判を達成するのか」、「批判を行うためにどのような種類の相互行為的実践が用いられるのか」、「どのような連鎖構造を通して批判は行われるのか」という3つの観点から検討を行う。

  

田中研匠(富山県魚津市西部中学校

「日本人英語学習者によるサマリーライティング能力とマクロ命題構築能力の関係性」

本研究では、大学生と大学院生の日本人英語学習者を対象とし、サマリーライティング能力とマクロ命題構築能力の関係性について調査した。マクロ命題構築能力を測るテストとしてMeaning Identification TechniqueMIT(Marchant, Royer, and Greene, 1998) を用いて、実験参加者をマクロ命題構築能力によって2群に分けた。群を独立変数に、サマリーライティング能力の下位項目を従属変数に二元配置分散分析を行なった。その結果から、マクロ命題構築能力の高い学習者はサマリーライティング能力の下位項目において、「内容」および「全体の質」が高いサマリーライティングを産出できる可能性を示唆した。

 

実践報告     14:3012:50

坂口和代(上越教育大学大学院・新潟県上越市立安塚小学校)

「言語や文化の理解を深め、コミュニケーション能力の素地を養う指導を目指して」

小学校6年生の外国語活動Hi! friends 2における”Lesson 5  Let's go to Italyの、2年間にわたる実践例を紹介する。ここでは、旅行会社の人になりきって、お客に自分のおすすめの国を紹介する活動を行った。調べ学習や友達への紹介を通して、異文化に興味をもったり、自国の多文化化に気付いたりした姿が見られた。
2年目には、本学免許法認定講習フォローアップ事業(松崎ゼミ主催)の協力を得て 、自然なコミュニケーションを目指し相手の発話を受けて自分の発言を変えることにも挑戦してみた。本学英語コースの大学院生に授業参観、実践校での協議会への参加をしてもらい、また大学において他の現職教員の認定講習参加者、大学生にも呼び掛けて授業考察の時間を改めてもつことにより、授業改善に役立てることができた。

 

■講話15:0017:00

蒔田守元筑波大学附属中学校

教師の英語学習観と到達目標の設定

現在、日本の英語教育は、大きな変革の時を迎えています。新学習指導要領では、小学校中学年からの外国語活動、小学校高学年における外国語の教科化、それを受けた中学校英語教育の変化が示されました。この変化を受けて、「教科書を使って思考力・判断力・表現力を育む指導(中学校)」といったタイトルで具体的な提案を行う講座も見られます。一方で、英語教育改革が叫ばれる今、英語教師に必要かつ普遍的な指導力や指導技術を再度見直そうという方向性も出されているようです。本講話では、前半で、教師自身の英語学習や指導に対する考え方やビリーフなどに加え、私がどのような力を身に付けさせたいと考えて指導を行ってきたかについて、入門期指導を中心に提案させていただきます。後半では校内研修会公開授業の様子を見て頂き、英語授業でどのように「心を耕す」ことができるのか、みなさんと意見交換もしたいと考えています。

 

※講話には、上越教育大学学部4年生 野上稜太による「中学校英語科のマイクロティーチングの実演と蒔田守先生のコメント」が含まれています。



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