取組の目的

 本取組は、学校現場における様々な教育課題に対応できる実践的な即応力を育成するため、近隣の教育委員会・学校との緊密な連携のもと、実務的・実践的に教育活動の展開を支える「学校支援プロジェクト」を実施し、これを通して、本学が目指す教職大学院の教育課程において、学校現場におけるミドルリーダーを養成するための「学校支援プロジェクト」科目を構築すること並びに地域の教育力の向上に資することを目的としています。

全体の概要

 我が国にとって、学校現場における日々の教育活動の中にある様々な教育課程に対応できる実践的な即応力の育成は急務となっています。教員養成系大学・大学院における教育においても、即応力のあるミドルリーダー並びに若手教員を養成することが求められています。
 そのためには、教職大学院のカリキュラムにおいて、教育現場そのものをフィールドとして展開される理論と実践を融合した科目が必要となります。
 本取組は、近隣の教育委員会・学校と緊密な連携を図り、学校現場の実務的な支援や実践理論的な教育支援の要請に応じて、大学院生と大学教員で編成する「支援チーム」がフィールドワークに入り、求められた課題に対してリフレクションを行い、プレゼンテーションで成果を提供します。そして、その取組の実施経過と成果から、「学校支援プロジェクト」科目(下記 図2参照)のシラバスモデルを作成し、本学が目指す教職大学院のカリキュラム内容を充実させるとともに、教員養成系大学・大学院においてコア・カリキュラムの一部となるべき、理論と実務を架橋した即応力を身につけるための実践的科目のモデルを提供します。更に、参加した大学院生及び大学教員は、学校現場における即応力を実践的に把握し、身につけていくことができます。
 また、本取組を通して、大学と近隣の教育委員会・学校等とが一体となって機能する地域の教育力の向上が期待できます。

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