上越教育大学 教員養成GPプロジェクト

小学校英会話を支援する国際理解カリキュラムの開発研究

取組実績と課題

6.3年2組の授業案と授業ビデオ

3年2組 (授業者:和田 泉)

  1. .本時のねらい
    ・世界にはいろいろな国があり、そこにはそれぞれの文化があり、様々な言葉を使って生活していることを知り、興味や関心を持つ。
    ・他の国の様子を知ることや英語を学習することの必要性を感じ、国際理解の学習への意欲を持つ。
  2. .本授業の構想
    ・本時は、「国際理解の学習」「英語を学習すること」の導入として位置づけて構想した授業である。国名の入った世界地図と、ネット上にあるコンテンツを利用して、世界の国々をクイズ形式で紹介し、興味を持たせたい。また、「挨拶(と笑顔)」でインドネシアの人と仲良くなった授業者自身の体験談から、積極的に世界中の人と関わりたいという気持ちと、世界中の人と仲良くなる手段(言葉)として英語を学習するのだという意識を持つことで、今後の国際理解の学習への意欲につなげたい。
  3. .本時の活動
時間 児童の活動 教師の支援および留意点
15 導入のクイズ
・みんなはどんな国を知っていますか?
・次の写真はどこの国でしょう?
  家の様子、服装、食事についての
  クイズ
(準備:ネットにつながるPCとプロジェクター、スクリーン、子どもたちへ配布する世界地図)
・映像を用いることで、児童の興味関心を高める。
10 授業者の体験談から
「はじめて会う人とは、挨拶と笑顔で仲良くなれるんだな。」「世界中の人と仲良くなってみたいな。」という気持ちを持つ。
・児童にとって、今後の国際理解の学習への動機付けとなるような話になるようにする。
10 いろいろな国の挨拶を知る
・動画で世界の挨拶をみてどこの国の挨拶であるかをあてるクイズをする。
・民族衣装などからもイメージがわき、それぞれの国の文化や、言葉の違いを感じながら楽しくクイズをする。
・「でも、そんなにたくさんの言葉は覚えられないな」から、英語を学習する意義を感じ取らせたい。
10 英語での簡単な挨拶をクラスの中でお互いにしてみる
「Hello」
「My name is ○○」
「Nice meet to you」
・ただ英語で挨拶をすればいいのではなく、相手の顔をみて、笑顔で、活動に取り組ませる。
(※他に「国名ビンゴ」という活動も考えられる。9マス程度のビンゴの用紙を用紙しておき、自分の思いつく国の名前を書き入れ、ビンゴゲームで楽しむ。参考:別紙プリント)

参考URL

「探検しよう! みんなの地球」

「世界の国からこんにちは」浜島書店HP

教育出版株式会社の「世界わくわく見聞録」