近藤 誠(こんどう・まこと) - 教授(実務家教員)

【担当コース】
・ 教育経営コース
【プロジェクトテーマ例】
・ 学校課題の明確化
・ 学校研究推進への人的支援
【包含できる研究テーマ】
・ 経営参画意識の向上
・ 生徒指導体制の充実

研究内容及び指導内容、その他

 本年は、私にとって、教育と教員養成・研修に携わる最後の年となりました。  私は、32年前に、現職派遣教員として、本学大学院で学ばせていただいた者です。当時の院生たちが、教育実践者としてのプライドをかけて、ほぼ同年代の教官達と、連日、激論を交わしていたことを思い出します。

 勤務校に戻り、通算で35年の教員、教育行政職、校長等を経験しましたが、この間の社会や学校の変化、児童生徒と保護者の変貌、そして矢継ぎ早の教育改革に関して、実に多様な体験をさせていただきました。

 指導主事としての最初の仕事は、情報公開請求(指導要録の開示)への対応でした。新任校長としての赴任先は、生徒指導上の諸問題の頻発する中学校でした。児童生徒に係る重大事故への対応と再発防止、教職員事故及び懲戒事案、教員採用選考試験の実施と初任者研修、指導力不足教員への対処、管理職選考の実施と任用前研修、学校への様々な要求・要望への対応などまさに「見るべき程の事をば見つ」の心境ではあります。そして、今は、次代を担う学生諸君や若き教育実践者に最後に伝えるべきことは何か、と自問自答している毎日です。

 一つの回答として、「自ら学び変わり続ける教員・学校であれ」というのがあります。教育実践及び学校経営とは、眼前の課題に対処していくことの累積であり、その解決のために必要な知見を動員し、同時に自らの人格と組織文化を陶冶していくことではないでしょうか。他者の実践や他校の経営方略をそのまま導入しても成果は望めません。それらの「事象」を、実践主体である自分との関係において、「事例」として整序できる力を身につけることが、実践の高度化、経営の充実にとって有効な手立てではないかと考えています。しかし、その方法論はまだ確立していないようです。残された日々を、院生の皆さんと、多くの「事例」を検証して、ともに学び、互いに成長できることを願ってやみません。

スタッフ

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