辻野 けんま(つじの・けんま) - 准教授

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【担当コース】
・ 教育臨床コース
・ 教育経営コース
【担当講義】
・ 学校教育の制度と理念
・ 教育における権利と責任
【プロジェクトテーマ例】
・ 学校組織づくり
・ 地域住民を支える教育行政
【包含できる研究テーマ例】
・ 学校経営と教育行政
・ 地域と学校

研究内容及び指導内容、その他

日本の学校が担う領域は、授業だけでなく、生徒指導、部活動担当など極めて広いものです。一見当たり前のように思われがちですが、あいさつ指導から犯罪対策までにも及ぶ広範な業務は、国際的に見ると類例がないほどと言えましょう。「教育は人なり」と言われますが、あまりにも職務が拡大すると、それを支えている「人」は破綻してしまいます。

 こうした中で、子どもの教育を担う教職員が生き生きと働けるようにする、組織的な営みが学校経営です。そして、さらに広く地域の教育を支えることが教育行政の役割となります。大学院の授業や学校支援プロジェクトでは、これら学校経営や教育行政を主な対象としています。

 政治や社会一般においてはしばしば、「今の教育は問題だ、だから改革が必要だ」といった言説が支持されやすい時代の中で、単に問題としてばかりでなく長所にも目を向けていく必要があります。いずれの国の教育にもさまざまな特質があるのと同様に、日本の教育にも多くの特質があります。日本国内では「学力低下」が叫ばれているときでも、世界からは日本の教育水準の高さに注目が集まるという逆転現象も見られます。私たちにとって日常あたり前のことと自明視していることや見過ごされている特質について、別の視点から問い直すことは教育研究にとって欠かせません。

 めまぐるしく変化する社会の中でも、子どもが生き生きと育っていくことができるためには、学校の教員自らが生き生きとできるような組織や制度が必要になります。そのための学校経営や教育行政がなければ、「教育は人なり」と言ってみても個々人の努力が水泡に帰すものとなりかねないからです。授業でも授業外の研究会や自主ゼミなどの場でも、自由に議論を交わしながら相互研鑽していきましょう。

 なお、主著(いずれも共著、タイトルのみ)に『「考える教師」―省察、創造、実践する教師―』『学校改善マネジメント』『教育のための法学』『現代の学校を読み解く―学校の現在地と教育の未来―』等があります。

スタッフ

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