どこの大学でも学生にとってメリットとデメリットがあると思います。以下、上越教育大学大学院学校教育研究科自然系コース(数学)のメリットとデメリットを、私個人が他大学等と比べてあげてみます。あくまでも、教員としてここに勤務しているものの感想ですので、院生からすればまた違うかもしれません。上越教育大学の院をこれから受験してみようかと考えている方のちょっとした情報となれば幸いです。また何か気づいたら追加します。
メリット
- 設立時の趣旨から大学院教育に力を入れている(新構想大学)。
- 普通の教員養成系大学もしくは教育学部の大学院とちょっと違う。
- 院生が多い(定員は院生1学年300人に対し、学部1学年160人)。
- 数学教育の院生が多い(定員は1学年10人ちょい)。
- 院生の多くが他大学から。社会人経験者も結構いる。
- 数学教育学を専門とする教員が多い(大学全体で6名、自然系コース(数学)は3名)。
- 国際的に活躍する教員も少なくない。
- 他大学の数学教育学の研究者による集中講義がある(大抵隔年)。
- 田舎の小さな大学なので教員の面倒見がよい。
- 他大学の院生・教員との交流がある(合同ゼミ,筑波大学との山中湖合宿など)。
- 大学院でも教員免許が無料で取れる。
- 免許プログラムは3年で2年分の授業料(大盤振る舞い?)。
- 博士課程がある(数学教育学の博士課程は少ない)。
- 現職教員がいる(最近少ないが)。
- 現職教員が「大学院修学休業制度」で来た場合,授業料免除制度がある。
- 地元の現場の先生方の活動が盛ん。
- 地方の小さな町にある大学だが、頑張れば東京へ日帰りできる(片道2時間半)。
- 米、魚、お酒、山菜など食べ物がおいしい。
- NHK大河ドラマ「天地人」が楽しめる。
デメリット
- 教員になる院生、学生がほとんどなので、他分野のひととの交流がやや少ない。
- 小さな大学なので昼食の選択肢が少ない。
- 東京には行きやすいが西日本へは時間がかかる。
- 交通の便が悪い。車社会。郊外に大学がある(高田に移転してほしい)。
- 大学周辺で飲みにくい。車なので帰りに一杯とはなかなかいかない。
- 雪が降る。足元が寒い。
- 洋食材が手に入りにくい。
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