●どんなカリキュラムなの?

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学校心理の授業

 「学校心理」分野では、ただ心理学に関する知識を得るだけでなく、そうした知識をもとに、学校現場への実践的応用を視野に入れた科学的な方法と態度を学ぶことによって、子どもたちの心をよりよく理解し、働きかけ、心の問題にも取り組める教師を育成するためのカリキュラムを用意しています。以下に、開講されている授業をいくつかピックアップしてみました。

学校社会心理学

 教員採用試験の勉強をしているみたいな授業です。半分冗談で半分ホントです。教師になれば誰もが経験するであろう学級経営について社会心理学をもとに、学級集団の特徴や学級に対する教師の働きかけの影響や、学級と人間関係との関連などを考察していきます。実際に存在する学級のデータから考察し、教員採用試験でも問われる話題が豊富に出てくる授業です。

授業の心理学

 授業実践に関連が深い最近の心理学を取り上げて,児童生徒の認知プロセスを考慮した授業構成を考えていく授業です。友人同士で過去に実験で使われた教材を体験しながら実際の授業との関連を考えます。後半は学習してきた心理学を取り上げた模擬授業を計画し発表します。実験の追体験にはユニークなものもあり,楽しく最近の心理学が学べます。

実践セミナー

 学校心理と生徒指導総合の学部生、院生が一堂に会し、学校教育に関するさまざまなテーマについて自分たちで調べ、考えた内容をグループ単位で発表します。また、発表内容について他の参加者からいろいろな意見や質問が投げかけられます。学部生、院生の枠を超えて共通のテーマについて取り組むことで、一人では敬遠しがちな重要なテーマについてじっくりと取り組むことができ、学校教育で生じる多くの問題についてさまざまな考えがあることを知ることができます。また、こうした問題について自分自身の考えをしっかりと持つのにも役立つでしょう。

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