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上越教育大学 自然系教育実践コース理科 
教育・研究内容の紹介

 「理科」の指導の目標は,観察・実験や自然体験を通して,自然科学的な広い視野と深い素養を持ち,理科の教育の発展に指導的役割をはたす人材を育成することにおかれている。各教員は,理科教育学,物理学,化学,生物学,地学,理科野外観察を基礎として,理科に関する内容の研究,教材研究,カリキュラム研究および授業研究などの指導を行っている。学生は一人の教員の研究室に所属し,講義,実験,セミナーなどの指導を受けながら研究を進め,学位論文をまとめる。
 理科野外観察指導者養成部門では,野外観察のあり方,運営方法,素材の研究や指導方法の修得など,より実践を重視した指導を行う。本部門を核として「理科」は,理科野外観察指導実習の公開,上越教育大学理科野外観察指導員認定制度など地域社会に開かれた教育と研究をすすめている。

上越教育大学 自然系教育実践コース理科 
教育理念と目標

 現代社会においては,地球環境問題などに象徴されるように,その理解および解決に自然科学的リテラシーを持つことが必要とされる課題が,日々の生活に広く深く関わっている。このような諸課題は,短期間で容易に解決できるものではなく,21世紀を担う次世代にとって,その重要性,緊急性は必然的に増していくことになるであろう。しかしながら,学校教育現場において,次世代を担うべき児童・生徒の自然科学離れとしての「理科離れ」は著しい。この事態を打開する役割は,学校教育現場の理科教師に多く委ねられている。児童・生徒に自然科学に対する興味や関心をもたせる「理科」の教育の質は,最終的には理科教師の資質で決まると言っても過言ではないからである。
 そのような中で今,理科教師に求められるのは,歴史的発展を踏まえたバランスのとれた自然観・科学観と,自然の原理・法則に関する深い理解,およびそれらを基盤とした児童・生徒への優れた教授能力である。教授能力の基本は児童・生徒との適切な応答能力と,将来にわたって教育の内容や方法の修正・向上ができる能力であり,これらの能力を併せ持つことにより,自然科学のおもしろさと感動を教えることができる。理科教師に求められるこれらの資質は,教室内での講義だけでなく,実験室,野外および日常生活の中で,積極的に身の回りの自然現象を自ら体験し,観察・実験等の探究活動を通して養成される。また同時に,自然科学への興味と関心を深めることにより,人類共有財産である自然科学を次世代へ伝達する意義を理解し,それを担う使命感が育まれる。
 したがって,本学自然系教育実践コース理科では,観察・実験や体験を通しての自然との関わりを重視し,理科教師としての資質を養うものとし,上述の理念に基づいて,教育目的を以下のように設定する。

教育目的

  • 自然科学的リテラシーをもつ人材の育成
  • 理科の観察・実験や自然体験の指導力をもつ人材の育成
  • 理科教育への使命感および自己教育・啓発力をもつ人材の育成

 この目的を達成するための教育目標を以下に示す。

教育目標

  • 自然科学全般を広く深く理解させる。
  • 観察・実験や自然体験を通して自然科学への興味と関心を抱き,創造的な活動ができるようにする。
  • 児童・生徒の発達段階にみあう教育方法の研究能力,教育実践力および指導力を身につけさせる。