珈琲ブレイク

サンフランシスコへの飛行機の中で


写真32 センターピポット
 この日は晴天で、ミネアポリスからサンフランシスコまで大陸を横断する中で、アメリカの広大な自然環境を上空から観察することができた。中央平原からグレートプレーンズへむかう中で、乾燥地帯の巨大スプリンクラー「センターピボット(center pivot)」が所狭しと幾何学的に並んでいる。巨大山脈ロッキーの山々は至る所雪を抱えている。その山中に次回の冬季オリンピック の開催地ソルトレイクシティー(Salt Lake City)、山の斜面にはスキーのゲレンデが 読み取れる。そして、大盆地グレートベースン。乾燥地帯で所々、 赤や白色のさも塩湖を思わせる湖も見える。向こうにはいよいよ今日行く ヨセミテのあるシエラネバダ山脈(Sierra Nevada)が見えてくる。そうこうするうちに カリフォルニアの大農業地帯セントラルバレー。州都サクラメント(Sacramento)上空 を経てサンフランシスコ湾へ。
写真33 サンフランシスコ湾
湾の外側は至る所で埋立・干拓されているようで海の色が変質しているところも多々あり。 この湾東京湾の4倍の水域面積をもつが、現在にいたるまで1/3が埋め立てられている といわれる。環境への配慮から湿地の保存、復元を模索していると聞くが、 これらが回復されつつある湿地帯だといいが・・・。

(五十嵐 雅樹)