珈琲ブレイク

スタンフォード大学とシリコンバレー


写真37   タンフォード大学のフー
バータワース
 サンフランシスコから車で約1時。サンタクララを中心とするところに 世界の半導体・コンピュータ産業の中心地シリコンバレーがある。 巻末の拡大写真は、コンピュータの頭脳CPUを造っている世界企業インテル本社である。 この写真、日本のオフィス街とまったく景観が異なっている事が読取れる。 緑に囲まれた広大な敷地に広い駐車場があり、建物も平屋か2階建てである。 また、障害者用の駐車スペースもひじょうに多く確保されている。
 ところで、この一帯がどうしてこのように発展したのであろうか。 その大きな理由の一つが、優れた研究機関が近くにあったからである。 「西のハーバード大」といわれるスタンフォード大学である。この大学、 鉄道王スタンフォードが6年の歳月をかけて1891年に開学したもので、 大統領のほかノーベル賞受賞者も数多く輩出している。 特にここでは早くからラジオ工学の授業が行われ、ここの卒業生が近くに工場を建て、 数々の新製品を作り出していった。この最も有名なのが、 ヒューレット・パッカード社で有名な2人であるし、最近では、検索エンジンで有名なヤフーもここの卒業生たちが起こしたベンチャー企業である。写真はこの大学のシンボル「フーバータワー」である。
(五十嵐 雅樹)