
総合演習(ことばと社会)
Language and Society
科目番号 |
2124 |
学期 |
前期 |
曜日・時限 |
金・3/ |
標準履修学年 |
学部2年 |
単位 |
S2 |
履修方法 |
選択 |
専攻・コース |
|
教室 |
人204 |
科目区分 |
人間教育学関連科目
人間教育学セミナー
人間教育学セミナーU
|
担当教官 |
野村 眞木夫・渡部 洋一郎・押木 秀樹・齋藤 九一・平野 七濤・大場 浩正 |
備考 |
オフィス・アワー(会議・出張時は除く)
野村 眞木夫・押木 秀樹(木18:00〜19:00)・渡部 洋一郎(月10:20〜11:50,木14:40〜16:10)
平野 七濤(月16:30〜17:30,木14:50〜15:50)・齋藤九一(木14:40〜16:10)・大場浩正(木13:00〜14:00) |
履修条件 |
平成12年度以降入学者 |
授業概要・目標
言語は社会の多様な局面において中軸をなしており,社会生活の基盤ともなっている。そう
した言語と人間が,教室やそれをとりまく社会環境の中でどのように関係しているかについて,
演習形式の授業展開によって分析し,討論をかさねる。この過程で,言語と人間の社会・文化・
認識・知覚・相互作用・表現行為とのかかわりかたを共時的あるいは通時的に掌握する能力を
養成する。このことを通じて,児童・生徒に対する指導の方法や技術に関する理解を深める。
履修条件・注意事項
演習形式で授業を展開するので,聴講者の数を一定の範囲に制約する可能性がある。
授業計画・内容
(1〜15回)
@ 近代以降のドイツ児童文学の展開を簡単にふり返り,現代のいづれか一人の作家について
その作品の特徴,社会とのかかわりなどについて学ぶ。
A 言語の習得における言語環境の影響について考える。特に,第1言語(母語)と第2言語
(外国語を含む)の習得における相違点と類似点を探る。
B イギリスの児童文学について入門的な内容を扱う。
C ことばの運用の一部である文字と,文字を書くことに着目する。特に,漢字や仮名の成立
・発達を踏まえ,文字を書くことの用途・機能などの変化について時代・社会との関係で検
討する。
D ことばと記憶の問題について、具体的な事例に基づきながら検討を行う。
E 現代日本語において詩の言語がどのようにして,生成されるかを考える。特に,対象が認
知され,これが言語化され,一定のジャンル構造をそなえた表現として社会的に受容される
過程を検討する。
成績評価の方法
各教官の最初の授業時に評価方法が指示されるので、注意すること。
各教官が個別に評価し、これを集計して最終的な成績評価とする。
教科書・参考書
教室で指示する。