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大学紹介

夢が叶うことを願って(2019年9月)

上越地方の水田が黄金に輝く季節になりました。稲穂が風にそよぐ姿を見ると改めて日本の良さを認識して、穏やかな気持ちになるのは私だけでしょうか。スポーツの秋、食欲の秋など、秋を形容する言葉は様々ですが、本学に集う学生の皆さんにとっては勉学の秋も忘れてはならないでしょう。卒業研究や修了のための研究の集約や、集大成としての演奏・制作など収穫の季節になっていると思います。

本学は、昨年10月に創立40周年を迎え、思いを新たにこの4月から新たなスタートを切りました。大学院では専門職学位課程(教職大学院)を拡充して、これまで以上に教育実践力を身につけた教員を養成すると同時に、道徳を始め、小学校英語やプログラミング教育など学校現場での喫緊の課題に対応できるコース・カリキュラム等を設置するなどの改革を行いました。近年、教員の職場環境が厳しいなどの風評も有り、教員を志望する学生が減少傾向にあります。また、将来、子供達の数が減り、それに伴い教員採用数が減少する見込みであることなどから、教員養成系大学や学部は対応を迫られています。その様な中で、これからの教育を変えて行くと思われる科学技術の進歩に関わるキーワードを良く耳にします。Society5.0、第4次産業革命、ICT、AI、ロボット、ビッグデータ、5G、EdTech、スタディ・ ログ、STEM(STEAM)教育、グローバル、・・・。将来、これまで人間が行ってきた教育活動の一部は、AIを始めとする先端技術に置き換わるかもしれません。しかし、教師でしかできない教育活動は依然として大きなウエイトを占めることは間違いないことでしょう。本学は、その様な時代でも力を発揮できる教師の養成を目指します。

教員の職場環境の厳しさが取りざたされている中、学校現場でも働き方改革が言われ、教師の仕事内容も見直しされつつあります。日本の小学校の週平均勤務時間は54.5時間、中学校は56.0時間で、OECDの調査でも、調査対象国48ヶ国中、共に最長だったようです。しかも若手教師ほど勤務時間が長くなる傾向があるようです。その様なこともあり、文科省は今年の1月に残業時間を月45時間、年360時間とする指針を決定して、勤務環境の改善を図ろうとしています。学校現場に浸透するのは先になるかもしれませんが・・・。それでも教師としてのやりがいを心に秘め、子供達を育てるという重要性を理解した上で、教師を目指して本学に集う学生の皆さんの夢を叶えるために本学は最大限の努力をしています。皆さんの夢が叶うことを願いながら、最後に松下幸之助翁の言葉をご紹介します。

青春とは心の若さである。信念と希望にあふれ、勇気にみちて、
日に新たな活動を続けるかぎり、青春は永遠にその人のものである。


皆さんも信念と希望を持って学修・研究活動に励んで下さい。

学長 川崎直哉

この記事は、「JUEN 上越教育大学学園だより 第42号」に掲載したものです。

このページは上越教育大学/広報課が管理しています。(最終更新:2019年09月27日)

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