H27年度 上越教育大学 学校教育研究科 大学院案内
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80Graduate School of Educationの歴史と文化が薫るまち春日山からの上越市街水芭蕉と妙高山(いもり池) 本学が所在する上越市は,新潟県南西部の日本海に面した人口20 万の都市であり,市の中央部には,関川,保倉川等が流れ,この流域に高田平野が広がっています。この広大な平野を取り囲むように,米山山地,東頸城丘陵,関田山脈,南葉山地,西頚城山地などの山々が連なっています。 海岸線には砂浜や天然の湖沼群が点在し,多様な自然を有する海・山・大地に恵まれた自然豊かな地域です。 古来より政治・経済・文化の中心地として栄え,遠く奈良時代にはこの地に越後国府が置かれるとともに国分寺が建立され,下って1549 年(天文18 年)には上杉謙信の居城が春日山に築かれ,当時の城下は京都に次ぐ人口を擁し,殷賑を極めたと伝えられています。 また,五智の国分寺をはじめ,上杉謙信ゆかりの春日山城跡や林泉寺,親鸞やその妻恵信尼にまつわる数々の遺跡や寺院,高田公園の夜桜や外濠の蓮の花,日本スキー発祥の地である金谷山等々の文化遺産が多数存在します。 古くから交通の要衝として栄えましたが,現在も重要港湾である直江津港や北陸自動車道,上信越自動車道のほか,JR北陸本線,JR信越本線,ほくほく線などを有しています。さらに,北陸新幹線や上越魚沼地域振興快速道路などのプロジェクトも進行するなど,三大都市圏とほぼ等距離に位置し,陸・海の交通ネットワークが整った有数の地方都市です。上越市上越市の海水浴場日本海の夕日春日山の上杉謙信公像上越まつり花火大会五智国分寺の三重塔春日山・林泉寺の惣門
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