4 教育・研究活動
 
(3) 学校教育学部
 
@ 入学者選抜
ア 運営・活動の状況
(ア) 入学試験委員会
 平成17年度においては,主に入学者選抜の基本方針の策定,個別学力検査等の実施計画の策定・実施,学生募集要項等の作成,合否判定基準・合否案の作成,大学入試センター試験の実施,AO入試導入の可能性,大学説明会の実施,次年度以降の入学者選抜方法等に関する懸案事項について審議した。
(イ) 学生募集要項等の公表
a 平成18年度入学者選抜要項 平成17年7月
b 平成18年度学生募集要項  平成17年11月
(ウ) 試験等実施状況
a 大学入試センター試験
(a) 試 験 日 平成18年1月21日(土),22日(日)
(b) 志願者の割当て 940人
(c) 受験者数 公民 564人,地理歴史 676人,国語 846人,外国語 869人,英語(リスニング) 862人,理科@ 452人,数学@ 717人,数学A 649人,理科A 444人,理科B 274人
b 個別学力検査等[前期日程]
(a) 募集人員 77人
(b) 出願期間 平成18年1月30日(月)〜2月7日(火)(必着)
(c) 選抜方法 大学入試センター試験(5教科又は6教科7科目)及び実技検査等の成績並びに調査書の内容を総合して,入学者を選抜する。ただし,疾病など心身の異常のため,入学後の保健指導等を考慮しても修学上特に困難が予想される者については,その健康状況等も含め,総合して入学者を選抜する。実技検査等は,小論文及び実技検査(音楽,美術,体育のうちから1科目を選択)とする。
 大学入試センター試験と実技検査等の配点比率は,5:1とする。
 配点内訳は次のとおり。なお,地歴,公民及び理科の配点は,合計300点とする。



 
大学入試センター試験 実技検査等
国 語 地 歴 公 民 理 科 数 学 外国語 小論文 実 技
 200
 
 100又は200
 
100又は200  200
 
 200
 
 900
 
  90
 
  90
 
 180
 
(注1) 外国語の英語については,筆記試験(200点満点)とリスニングテスト(50点満点)の合計点を200点満点に換算する。
(注2) 英語リスニングテストを免除された者については,筆記試験(200点満点)の得点のみを英語の得点とする。
(d) 試験の日程 平成18年2月25日(土) 小論文,実技検査
(e) 合格者の発表 平成18年3月6日(月)午前10時
(f) 応募者数等 応募者 248人,受験者 203人,合格者 88人,入学者 85人
c 個別学力検査等[後期日程]
(a) 募集人員 33人
(b) 出願期間 平成18年1月30日(月)〜2月7日(火)(必着)
(c) 選抜方法 大学入試センター試験(5教科又は6教科7科目)の成績並びに調査書の内容を総合して,入学者を選抜する。ただし,疾病など心身の異常のため,入学後の保健指導等を考慮しても修学上特に困難が予想される者については,その健康状況等も含め,総合して入学者を選抜する。
 配点内訳は次のとおり。なお,地歴,公民及び理科の配点は,合計300点とする。
大学入試センター試験
国 語 地 歴 公 民 理 科 数 学 外国語
 200
 
 100又は200
 
100又は200  200
 
 200
 
 800
 
(注1) 外国語の英語については,筆記試験(200点満点)とリスニングテスト(50点満点)の合計点を200点満点に換算する。
(注2) 英語リスニングテストを免除された者については,筆記試験(200点満点)の得点のみを英語の得点とする。
(d) 合格者の発表 平成18年3月23日(木)午前10時
(e) 応募者数等 応募者 192人,受験者 192人,合格者 56人,入学者 42人
d 推薦による選抜
(a) 募集人員 50人
(b) 推薦要件 平成18年3月高等学校等を卒業(修了)見込みの者で,次の@からBまでのすべてに該当し,かつ,入学を許可された場合は,必ず本学に入学することを確約できる者。ただし,各出身学校長が推薦できる人員は,「面接内容」1つにつき1人で,合計12人までとする。
・ 出身学校長が,初等教育教員になるためにふさわしい意欲,資質,能力,適性等を有する者として,責任をもって推薦する者
・ 平成18年度大学入試センター試験(5教科又は6教科7科目)を受験する者
・ 調査書の全体の評定平均値が3.5以上の者
(c) 出願期間 平成17年12月12日(月)〜16日(金)(必着)
(d) 選抜方法 面接及び大学入試センター試験(5教科又は6教科7科目)の成績並びに推薦書・調査書の内容を総合して,入学者を選抜する。ただし,疾病など心身の異常のため,入学後の保健指導等を考慮しても修学上特に困難が予想される者については,その健康状況等も含め,総合して入学者を選抜する。
(e) 試験の日程 平成18年2月4日(土) 面接
(f) 合格者の発表 平成18年2月14日(火)午前10時
(g) 応募者数等 応募者 198人,受験者 191人,合格者 50人,入学者 50人
e 私費外国人留学生の特別選抜
(a) 募集人員 若干人
(b) 出願期間 平成17年12月5日(月)〜9日(金)(必着)
(c) 選抜方法 日本留学試験,TOEFL(Test of English as a Foreign Language)及び最終学校の成績並びに本学の実施する小論文,面接を総合して,入学者を選抜する。ただし,疾病など心身の異常のため,入学後の保健指導等を考慮しても修学上特に困難が予想される者については,その健康状況等も含め,総合して入学者を選抜する。
(d) 試験の日程 平成18年2月4日(土) 小論文,面接
(e) 合格者の発表 平成18年2月14日(火)午前10時
(f) 応募者数 本年度応募者なし
f 大学説明会
(a) 期 日 平成17年7月16日(土)
(b) 会 場 講堂 ほか
(c) 参加者 469人
(エ) 入学者選抜方法の研究
a 入学者選抜方法研究専門部会
 入学試験委員会入学者選抜方法研究専門部会は,入学者選抜に関する追跡調査及び入学者選抜方法の改善に関する調査研究をするため入学試験委員会の下に置かれている。
b 調査研究事項
(a) 平成13年度入学者の学内成績からみた推薦入学者グループ,前期日程試験入学者グループ,後期日程試験入学者グループの比較
(b) 平成13年度入学者を対象とした教育機関への就職状況及び大学院への進学状況からみた推薦入学者グループ,前期日程試験入学者グループ,後期日程試験入学者グループの比較
(c) 上越教育大学に対する大学説明会参加者(受験希望者)の意識
(d) 上越教育大学に対する高校教員(進路指導担当教員)の意識
(e) AO入試を含む入学者選抜方法の在り方
c 調査研究結果の公表
 調査研究事項(a)〜(e)は,「平成17年度入学試験委員会入学者選抜方法研究専門部会報告書」として取りまとめ,入学試験委員会及び教授会に報告の上,学内外に公表した。また,調査研究事項(e)は,入学試験委員会で審議の上,学長に答申した。
イ 今後の検討課題等
(ア) 少子化に伴う大学全入時代の到来により出願者数が減少すると予想されるなかで,本学を取り巻く現状と入学後の教育や卒業後の就職を見通した上で,教職に対する意欲・適性と可能性を持つ学生を受け入れるために最適な選抜方法を開発する。
(イ) 平成17年度に導入された大学入試センター試験の英語リスニングテストをより円滑に実施するための方策を検討する。
(ウ) 入学定員160人に対し,1.11倍の177人が入学したことから,後期日程に係る入学辞退者数を見込んだ合格者の決定方法を検討する。