【保健管理センター】
 

 
増 井   晃(教 授)
 
<教育活動>
授 業
 学校保健C(小児保健、精神保健を含む)のうち、精神保健分7回を担当した。他、総合演習(学校と食の教育)において、「摂食障害の基礎と臨床」について講義を行った。
【観点1】教育方法及び成績評価面での取組
○授業形態、学習(研究)指導法等の教育方法に関する取組状況
 マルチメディアを活用した授業法に対して、教室の設備が十分に対応できておらず、プロジェクタやスクリーンの配置に苦労した。学生個人に無線LAN対応のPCを与え、リアルタイム双方向通信できる授業にしていきたい。
○成績評価法に関する取組状況
 出席とレポートによる総合評価としたが、レポートの評価基準をあらかじめ学生に明示しておくことが今後の課題である。外部評価、学生からの問い合わせに対し、明確な基準をもって評価過程を説明できるようにしていきたい。
その他の教育活動
@平成17年度学習指導研究会講師 演題名「大学生の精神疾患」
A平成17年度保健管理センター精神衛生相談事業における個別指導
◎特色ある点及び今後の検討課題等
 授業は単に知識の伝達ではなく、教員と学生相互の人間関係の上に成り立っている。衛星放送で全国一斉に画一的な授業も可能な現代において少人数クラスを担当する以上、個人の興味や意欲、達成度を意識した授業運営を心掛けている。
 
<研究活動>
研究成果の発表状況
@印刷中:「TEXT精神医学」(共著)南山堂
A印刷中:「スタンダード女性の医療学」(共著)永井書店
@平成17年8月:『Perospironeへの置換により改善したrisperidone起因性高プロラクチン血症の2例』(共著)精神科治療学 第20号 pp.849-853
◎特色・強調点等
 著作活動を通して、「摂食障害」の臨床像をこれまで以上にクローズアップし、@については臨床医を志す医大生に対し、Aについては精神科領域以外の一般臨床医に対し、疾患の病態と治療上の注意点について知識の伝達ができた。
 
<社会との連携>
社会的活動状況
@滋賀県精神科医会理事(平成17年9月末まで)
A滋賀県精神福祉協会普及啓発部会委員(平成17年9月末まで)
◎社会への寄与等
 @Aを通して、滋賀県における精神医療の向上、県民の精神保健に対する関心の向上に寄与した。