3 管理運営組織等
 
(17) セクシュアル・ハラスメント等人権侵害対策委員会
@ 設置の趣旨(目的)及び組織
ア 組織設置の趣旨(目的)
 セクシュアル・ハラスメント等人権侵害対策委員会は,本法人構成員のセクシュアル・ハラスメント等人権侵害に関する事項について取り扱うことを目的として,平成16年度に人権及びセクシュアル・ハラスメント委員会として設置され,平成17年度に現委員会名に改称された。なお,平成15年度以前には,セクシュアル・ハラスメントについてのみ対応する「セクシュアル・ハラスメント対策委員会」が置かれていた。
イ 組織の構成及び構成員等
 本委員会は,学長が指名した理事1人,学系長,保健管理センター所長,学長が指名した附属学校長1人,総務部長,学務部長,その他学長が指名した者若干人をもって組織し,委員のうち,少なくとも1人は女性とする。
 また,委員会の下にセクシュアル・ハラスメント等人権侵害防止対策専門部会を置き,委員長が指名する当該委員若干人,各学系から選出された教員各2人,各附属学校から選出された教員各1人,総務課長,学生支援課長,その他対策委員会委員長が指名した者若干人で組織する。
A 運営・活動の状況
ア 委員会の開催状況
 平成20年度においては,委員会を2回開催した。
イ 審議された主な事項及び重点的に取り組んだ課題や改善事項及び前年度の検討課題への取組状況等
 セクシュアル・ハラスメント等人権侵害防止対策のため,次の事業を計画し,実行した
○教職員対象の防止対策
・毎月1回,ハラスメント関連情報を,教職員全員に電子メールで周知した。
・4月23日(水)開催の教授会でハラスメント等の防止について啓発を行った。
・民間研修「パワー・ハラスメント防止セミナー」に相談員1名を出席させ,知識の修得を図った。
・平成20年12月4日(木)〜10日(水)の国家公務員のセクハラ防止強化週間に併せて学内にポスターを掲示し,セクハラ問題への関心を喚起した。
○学生対象の研修会
・平成20年4月9日(水)開催の学部・大学院の「新入生オリエンテーション」において,委員会委員が,ハラスメントについて説明した。
・学部3年生を対象として平成20年5月14日(水)実施の初等教育実習事前指導の際に,ビデオ上映研修を実施した。
・学部1年生を対象として,授業科目「人間教育学セミナー(教職の意義)」で人権について取り上げた。
B 優れた点及び今後の検討課題等
 今後の課題としては,法人化後の大学構成員一人一人のセクシュアル・ハラスメント等に対する意識を高めるため,引き続いて講演会等を中心とした啓発・防止対策活動の一層の充実を図ることが必要であり,それらを通して教育研究環境及び職場環境の整備を行っていく予定である。