3 管理運営組織等
 
(18)大学評価委員会
@ 設置の趣旨(目的)及び組織
ア 組織設置の趣旨(目的)
大学評価委員会は,学則第2条に基づき本法人の教育研究水準の向上を図り,その目的及び社会的使命を達成するため,本法人の教育及び研究,組織及び運営並びに施設及び設備について自ら行う点検及び評価等に関する専門的・具体的事項を扱うとともに,認証評価に関する専門的・具体的事項を扱うことを目的として設置されている。
また,本委員会には,ファカルティ・ディベロップメントの推進に関する事項を調査するため,学部及び大学院修士課程ファカルティ・ディベロップメント専門部会と大学院専門職学位課程ファカルティ・ディベロップメント専門部会を置いている。なお,平成22年度からは,ファカルティ・ディベロップメント活動を実施する独立した委員会が設置されることとなり,この両専門部会の活動内容は新たな委員会に引き継がれることとなった。
イ 組織の構成及び構成員等
大学評価委員会は,評価担当の副学長,学校教育実践研究センター長,各学系及び専攻から選出された教授又は准教授(講師及び助教を含む。),学長が指名した附属学校長,事務局長,総務部長,学務部長及びその他学長が指名した者若干人で組織されており,平成21年度は大学教員1人が学長指名委員として加わり,計14人の構成とした。
また,本委員会の下に設置した学部及び大学院修士課程ファカルティ・ディベロップメント専門部会は,大学評価委員会委員2人,各コースから選出された教授又は准教授(講師及び助教を含む。),教育支援課長の計13人の構成とし,大学院専門職学位課程ファカルティ・ディベロップメント専門部会は,大学評価委員会委員1人,教育実践高度化専攻から選出された教授又は准教授(講師及び助教を含む。),教育支援課長及び学長指名として特任教授1人の計7人の構成とした。
A 運営・活動の状況
ア 委員会等の開催状況
平成21年度は以下のとおり5回開催した。
第49回 平成21年5月12日(火)
第50回 平成21年6月4日(木)
第51回 平成21年7月7日(火)
第52回 平成21年10月28日(水)
第53回 平成22年2月24日(水)
イ 審議された主な事項
平成21年度の主な審議事項は,1)平成21年度競争的教育研究資金の配分基準,2)授業公開の実施,3)平成20事業年度の業務実績に関する評価,4)学生による授業評価の実施,5)本学評価基準に係る自己点検・評価,6)平成20年度における各教員の教育・研究活動及び社会との連携に関する自己点検・評価,7)平成22年度における学内自己点検・評価実施計画,8)教職大学院評価基準等の制定,等である。
ウ 重点的に取組んだ課題や改善事項及び前年度の検討課題への取組状況等
大学評価委員会における審議に基づき,平成21年度は特に以下のことに重点的に取り組んだ。
1)平成20事業年度の業務実績評価に関する報告書の取りまとめ
2)授業公開について,前期から公開するよう実施期間を拡大
3)教職大学院の本学評価基準等について,教職大学院の認証評価を実施する教員養成評価機構が策定した認証評価に係る評価基準を踏まえて,前年度作成した原案の見直しを図った上で制定
4)平成21年度における本学評価基準に基づく自己点検・評価の取りまとめ
B 優れた点及び今後の検討課題等
平成21年度は,前述のとおり,平成20事業年度の業務実績評価に関する報告書や平成21年度における本学評価基準に基づく自己点検・評価の取りまとめに適切に取り組んだ。また,授業公開については,実施期間を拡大して実施した。
なお,平成22年度においては,以下の点についての検討や対応が必要となる。
1)中期目標期間評価の確定に係る評価に関する各種報告書等の取りまとめ
2)教職大学院の認証評価受審に係る自己評価書の取りまとめ
3)学外者による外部評価制度の導入に関する実施内容等の検討
4)学内の競争的教育研究資金の配分に関する検証・見直し