3 管理運営組織等
 
(28)教員選考委員会
@ 設置の趣旨(目的)及び組織
教員選考委員会は,教員の選考に関する事項及び大学院担当教員の審査等を行うため教授会に置かれる専門委員会である。教育研究評議会での教員選考発議の承認後,教授会に設置されるものであり,その構成員は,副学長1人,教育研究評議会評議員2人,当該学系の教授2人及び当該学系以外の教授2人の計7人となっている。また,新規採用においては,必ず,面接又はミニ講義を実施している。
A 運営・活動の状況
平成23年度途中任用や平成24年4月任用に向けて,教員選考委員会が設置され,慎重に審議を行った。件数としては,採用5件・昇任5件で,合計10件であった。
B 優れた点及び今後の検討課題等
学校教育法には,それぞれの職位に対応した専攻分野に関する「知識,能力及び実績」について規定されており,大学設置基準にはそれぞれの職位の資格が規定されている。また,大学院設置基準においては,担当する専門分野に関し高度な教育研究上の指導能力があることを要件としている。これらを踏まえて,本学では教員の選考基準を定めており,平成23年度においては,これまで同様に,各コース・科目群の教員選考基準を公表し,教員選考委員会及び教授会での選考の指標として用いることとした。
本委員会では,本学の教育カリキュラムに沿った教育と研究指導に対する能力についての判定と教員の職位について判定を行っているが,修士課程と専門職学位課程(教職大学院)における選考方法の相違から発生する諸問題(教育研究業績書の表記方法等)や,連合博士課程における大学教員選考基準との関わり等についても,引き続き,検討を行う必要がある。