3 管理運営組織等
 
(30)財務
@ 重点的に取組んだ課題や改善事項等
ア 学内予算編成等
平成23年度の学内予算編成においては,一般運営費交付金が,前年度と比較するとマイナス約24百万円(△0.8%)と大学改革促進係数の影響等により非常に厳しい状況の中で,年度計画の諸施策を着実に実施するため,経常的管理経費を抑制するとともに,本学の当面の課題である大学院の学生定員充足のための経費や学生支援を推進するために予算の重点化を進めた。
イ 経費の抑制・節減
平成21年度末をもって授業料システムの保守期間が終了したことに伴い,同システムを市販データベースソフトウェアで自己開発したことにより,導入費用及び保守料等を削減した。
また,経費の節減を図るため校内清掃契約の複数年契約(平成23年度から2年間)を実施した。
ウ 保有資産の効率的な活用
物品のリユース情報を全教職員が共有する電子掲示板に開設し,保有資産の有効利用を行った。
エ 余裕資金の運用
収入に伴う事業の実施に関する具体的方策としては,余裕資金の効果的運用を図るため国債の購入,定期預金への預け入れを行い,運用益を大学運営資金に充当した。
オ 業務の合理化及び効率化
・ 財務会計システムによる電子決裁を実施
・ 会計ルールハンドブックの改訂
・ 旅費支給における特定定額区間の増設
・ 外部資金等の収入契約決議等の担当部局での実施及び収支簿等による担当部局での予算統制
・ 会計機関における職務権限を会計処理の重要度に応じて委譲
A 新たな取組が求められる点や特筆すべき点
今後の本学の財政的課題としては,引き続き,経費の抑制に努めるとともに,授業料等の自己収入の確保・競争的資金の獲得について積極的な取組を継続して実施することにより,財務内容の改善を図っていく必要がある。