4 教育・研究活動
 
(4)学校教育学部
C フレンドシップ事業(学びのひろば)
ア 学びのひろば支援部会設置の趣旨(目的)及び組織
1) 設置の趣旨(目的)及び組織
学びのひろば支援部会は,教員養成学部における教職を志す学生の教員としての実践的指導力育成に資するため,学生が種々の体験活動を通じて,子ども達とふれあい,子どもの気持ちや行動を理解できる機会を設けることを目的に教務委員会の下に専門部会として設置されている。
2) 組織の構成及び構成員等
平成24年度の学びのひろば支援部会は,「学びのひろば」の学生事務局指導教員及び各クラブ顧問教員の計11人で構成した。
イ 運営・活動の状況
1) 委員会等の開催状況
     平成24年4月9日(月) フレンドシップ事業「学びのひろば」新入生ガイダンス
       〃 4月23日(月) 第1回学びのひろば支援部会
       〃 12月20日(木) 第2回学びのひろば支援部会
     平成25年3月8日(金) 第3回学びのひろば支援部会
2) 審議された主な事項
学びのひろば支援部会における主な審議事項は,@平成24年度学びのひろば実施計画,A第13回全国フレンドシップの開催,B平成24年度学びのひろば実施計画などである。
3) 重点的に取り組んだ課題や改善事項及び前年度の検討課題への取組状況等
@ 学びのひろば
近年,地元児童の申し込みが定員を大幅に上回り,地域に「学びのひろば」は定着している。平成24年度は,大学でのクラブ活動(6回)に加え,国立妙高青少年自然の家で活動(8/21〜23/キッズクラブ除く6クラブが,それぞれ2班に分かれて1泊2日)を実施した。実施状況は,次のとおりである。
平成24年6月9日(土)  第1回学びのひろば              参加児童数  250人
〃  7月7日(土)  第2回学びのひろば                     204人
〃  8月3日(金)  第3回学びのひろば(オープンキャンパスと同時開催)      110人
〃  8月21日(火)〜23日(木) 第4回学びのひろば                116人
〃  10月6日(土)  第5回学びのひろば                     208人
〃  11月17日(土)  第6回学びのひろば                     214人
〃  12月3日(月)  第7回学びのひろば・シンポジウム              184人
延べ参加児童数 1,286人
「学びのひろば」に関するシンポジウムを年間活動日の最後に開催し,卒業生を招いて,現在学校現場において,「学びのひろば」での活動経験がどのように役立っているか等についての講話を聴き,学生間で「学びのひろば」で自分が得たものについて討論を行った。
A 第13回全国フレンドシップ
各大学のフレンドシップ事業に参画している学生同士が交流することで,学生同士の親睦を図り,各大学のフレンドシップ事業の質的な充実を図ることを目的に,本学を会場として平成25年3月13日(水)〜17日(日)の日程で開催した。開催状況は,次のとおりである。
参加大学:茨城大学,横浜国立大学,信州大学,福井大学,広島大学,鳴門教育大学,熊本大学,関東学院大学,岐阜聖徳学園大学,中部大学,上越教育大学
参加学生数:102名(本学の学生28名,他大学(10大学)の学生74名)
参加児童数:96名
ウ 優れた点及び今後の検討課題等
1) 教員養成課程の本学において,学生が直に子ども達と触れ合える場として位置付けられる「学びのひろば」は,意義深いことであり,先生になりたいという決意が生まれる機会であるとともに,自己の課題が浮き彫りになる。今年度も,年間を通して,同じ子ども達との触れ合いが展開でき,個々の学生のより深い子ども理解につながった。子ども達と関わった学生達がそれを単なる経験とせず,経験と学問の統合をどこまで図っていけるかに今後の課題がある。
2) 全国フレンドシップでは本学の学生28名他大学(上記10大学)の学生74名の計102名の学生が本学に集い活動の企画・提供を行った。学生達も3日間という短い準備期間や通常とは異なるメンバーによる活動に不安を感じている様子であったが活動日当日を迎えてみれば短期間で企画したとは思えないほどの充実した内容となり子どもたちもいつもと同じように楽しんでいた。