【学校教育実践研究センター】
 

金 子 淳 嗣(特任准教授)
 
<教育活動>
授  業
【観点1】教育方法及び成績評価面での取組
学生一人一人の意欲を持続させ,主体的な学びとするために,参加型の授業を構想し,実施した。
【観点2】教育の達成状況
教員採用試験に向け,指導案や模擬授業の相談に応じ,具体的な指導・助言を行った。
その他の教育活動
・ 教育実習において,事前・事後指導,指導案指導,巡回指導を行った。
・ 学びの広場において,低学年クラブの顧問として指導を行った。
 
<研究活動>
研究成果の発表状況
発】(1)平成24年10月:『教職実践演習必修化に向けた取組』(共) 日本教育大学協会
学会活動への参加状況
(1)平成25年1月13日:奈良教育大学「先進的な教職科目体系のモデル開発プロジェクト」出席, (2)平成25年2月16日:鹿児島大学「教育実践フォーラム2013」出席, (3)平成25年2月23日:新潟国語教育学会出席, (4)平成24年10月6日:平成24年度 日本教育大学協会 研究集会出席, (5)平成24年8月10日:第15回国語教育イン盛岡出席
外国における研究の状況
(1)平成24年10月21日〜平成24年10月30日:アメリカ合衆国,アメリカの学校教育におけるスタンダード教育に関する現地調査及び資料収集
 

亀 山   浩(特任准教授)
 
<教育活動>
授  業
【観点1】教育方法及び成績評価面での取組
・ 教育実地研究TATCでは,附属中参観の実習とその事前・事後指導を担当した。教師視点での初めての参観実習ということで,参観の視点や留意点を指導し意欲の向上を図った。
・ 教育実地研究Uでは,道徳と体育を担当した。道徳では,学習指導要領との関連,全教育活動における道徳教育の意味,模擬授業,指導案作成等々を指導した。授業作りの視点,基本的な組み立て方を学ぶ機会とすることをねらった。
・ 教育実地研究V,Wでは,巡回指導を通して直接授業を見,教育実習ルーブリックの達成状況の確認と,さらによい授業を目指すための留意点について指導した。授業に即した具体的指導を心掛けた。
・ 教職実践演習では,実践的かつ喫緊の教育課題を,集団討論やロールプレイの手法で指導した。学生の学びの総点検となることを意図して,真剣に考え討議する授業を意識した。
・ 臨床教育課程論では,教育課程についての指導を担当した。グラウンドデザインの検討,特色在る教育課程の実践事例等,学校の教育理念とその具体化の関連が見えるように指導した。
【観点2】教育の達成状況
・ 教育実地研究TATCでは,附属中参観に真剣に取り組む様子が見て取れた。附属中の先生方の授業を,しっかりと受け止めた様子が,事後指導での「学びの交流」や「事後レポート」にも表れていた。
・ 教育実地研究Uでは,1コマで扱うには内容が多すぎた点を反省している。学生のレスポンスシートでは,特に模擬授業や指導案作成でたくさんの学びがあった様子が記述されていた。
・ 教育実地研究V,Wでは,担当した学生が,様々な環境で,真摯に取り組んだ。また,その活動を支援できた。直面した自己課題の大きさにとまどう学生も多かったが,試練の場を前向きに消化し,成長できた学生がほとんどだった。
・ 教職実践演習では,「分かっているつもり」が「できない」現実に直面し,良い学び直しの機会となっていた。本授業が直接教員採用試験で生きた報告も受けている。
・ 臨床教育課程論では,学生が教育用語を知らない状況が分かった。グラウンドデザインの存在すら初めて知る学生も多く,ステップを踏んで学校現場の様子を知らせる大切な機会になっていることを自覚した。
その他の教育活動
・ 初等・中等教育実習において,巡回指導にあたった。担当した学校の全学生の授業を参観。ルーブリックに基づく達成状況や実践的知見について指導した。
・ 初等・中等の教育実習期間において,実習相談会を夜間,及び休日に分担して担当し,実施した。
・ 初等・中等の教育実習の前に,指導案指導の期間を設け,実習に出る全学生の指導案の事前指導を実施した。
・ 学びのひろばにおいては「あそぼぉや」を担当し,事前の指導及び当日の活動を見守った。出張1回を除く回に出席。妙高宿泊体験にも,宿泊し学生指導にあたった。
・ 教育実地研究U受講者を中心に,キャリアカウンセリングの相談会を,学部・免Pの全受講生を分担して実施した。
 
<研究活動>
研究成果の発表状況
業】(1)平成24年10月:『教職実践演習必修化に向けた取組』(共著) 平成24年度 日本教育大学協会研究集会 発表概要集 28頁
(2)平成24年6月:『力を集めて,成果を勝ちとる(閉校と研究会と)〜教頭としての学校マネジメントへのかかわり方を通して〜』(単著) 教育経営研究
学会活動への参加状況
(1)平成24年9月15日〜平成24年9月17日:日本教育工学会出席
◎特色・強調点等
教師教育を軸足におき,教職実践演習,教育実地研究T〜Wまでの実地指導と連携しての研究に取り組んだ。
その一方で,体育,学級経営,情報教育をサブテーマの研究対象に据え,効果的・効率的に教え,学ぶ方法を研究してきた。
学会以外に,日本教育大学協会研究集会(鹿児島),教育実践研究関連センター協議会(学芸大)に参加し,情報収集に努めた。
また,ESDと海外の教育事情を視察のため,ニューヨーク州ポキプシー市の公立校の小中学校,附属幼稚園を訪問し教育現場を視察した。また,ワシントン州・ハワイ州で地域教材開発の情報収集を行った。
これらの成果を研修講座などに活用している。
 
<社会との連携>
社会的活動状況
(1)上越市立高田西小学校 学校運営改善推進員(上越市立高田西小学校,上越市教育委員会)
(2)北新体育学習研究会 30周年記念 研究大会 器械運動部会指導者(北新体育学習研究会)
(3)出前講座「かしこい子育て 心づくり・体づくり」講師(主催:上越教育大学)受講学校:刈羽小学校,田沢小学校,上郷小学校)
(4)同和教育研修会講師(上越市立宮嶋小学校)
(5)雄志中学校区 第1部小中交流会 第2部親子交流活動 グループエンカウンター講師(上越市立雄志中学校区連絡協議会)
(6)水曜セミナー 講師 「ズーミングプレゼンテーション prezi入門」(上越教育大学)
(7)平成24年8月:『体育における言語活動のあり方』上越市小中学校教科領域別一斉研修会 講演
(8)平成25年2月:『マット運動公開授業』〜首はねおきの補助に関する提案〜 授業者として授業公開 上越市立末広小学校
(9)上越学校体育研究会 理事
 

清 水 雅 之(特任准教授)
 
<教育活動>
授  業
【観点1】教育方法及び成績評価面での取組
実践的な内容をより多く盛り込むよう努めるとともに,国内だけでなく国外でのICT教育についても触れるよう努めた。
【観点2】教育の達成状況
実践的な内容,国外の様子に触れることにより,特にICT教育に関わる取組について興味を感じるとともに,教員になる上で取り組みたいものであると感想に記入する学生が増えた。
その他の教育活動
・ 学びの広場においては,「みらくるプロヂュース」の顧問として,参加する児童の安全等に配慮しながら,学生の自主性が損なわれないように取り組んだ。
・ 教育実習指導において,現場での取組を学生に紹介したり,子どもの様子を伝えたりしながら,より実践的な取組が実施できるよう指導に努めた。
・ 附属学校園において,附属中学校が取り組んでいるフューチャースクール事業への計画立案,協力を行った。
 
<研究活動>
研究成果の発表状況
発】(1)平成24年9月:『SNSを活用した栽培体験学習の教員養成カリキュラム2』(共) 日本教育工学会
(2)平成24年11月:『ICT利活用を通し,「自立して学ぶ生徒」を育てる教育課程の開発 −上越教育大学附属中学校フューチャースクールの取組−』(共) 第38回全日本教育工学研究協議会全国大会
(3)平成24年度:☆日本メディア教育学会 年次大会 シンポジスト 東北学院大学
(4)平成24年度:☆日本教育工学協会 全国大会 シンポジスト 金沢星稜大学
共同研究(幼,小,中,高等学校及び特別支援学校教員との共同研究を含む)の実施状況
(1)附属中学校フューチャースクール事業 代表者:石野正彦(上越教育大学) 上越教育大学附属中学校フューチャースクール地域協議会
学会活動への参加状況
(1)平成24年9月1日:日本教育メディア学会 2012年第19回日本教育メディア学会年次大会出席, (2)平成24年9月15日〜平成24年9月16日:日本教育工学会 第28回全国大会出席, (3)平成24年11月2日〜平成24年11月3日:全日本教育工学協会 第38回全日本教育工学研究協議会全国大会出席
◎特色・強調点等
フューチャースクール事業において小学校・中学校の両方にかかわり,具体的な実践を見たり,アドバイスをしたりしてきた。文部科学省からも2020年に一人1台のTPC環境を目指すという指針がでており,それに向けた実践的研究として寄与するものである。
 
<社会との連携>
社会的活動状況
(1)授業力向上研修会講師「電子情報ボード活用研修会」(上越市教育委員会)
(2)東日本地域におけるICTを利活用した協働教育の実証に関する全体委員会委員(NTTコミュニケーションズ株式会社)
(3)日本教育工学振興会 セミナー シンポジスト(一般財団法人 日本教育工学振興会)
(4)特別支援におけるICT利活用研修会講師(上越市教育委員会)
◎社会への寄与等
総務省のフューチャースクール事業の全体委員会委員,地域協議会座長として研究の推進,実践指導等に積極的にかかわった。
学校教育でのICT利活用がより進むように,教育委員会主催の研修会だけでなく,学校教育実践研究センターでセミナーを主催し,多くの教員,学生に指導を行った。
 

津 野 治 彦(特任准教授)
 
<教育活動>
授  業
【観点1】教育方法及び成績評価面での取組
教職実践演習,ボランティア体験の計画・運営を担当した。教職実践演習では,来年度の完全実施に向けて,授業内容の充実を図り,テキスト等の準備を進めた。教育実地研究Uや臨床教育課程論では,自分の経験を基にして学生が関心をもち,理解しやすくなるように工夫した。
【観点2】教育の達成状況
教職実践演習の教科編の授業は,受講した4年生や免P生から,「教職に向けて役に立つ内容であった」「採用試験に役立つ内容であった」等の高い評価を得た。ボランティア体験では,履修した1年生全員が単位を取得することができた。
その他の教育活動
・ 新潟大学非常勤講師(11/21)
・ 教育実習における学生指導(小・中学校での実習,教職キャリアガイダンス等)
 
<研究活動>
研究成果の発表状況
発】(1)平成24年10月:『教職実践演習必修化に向けた試行段階の取組』(共)日本教育大学協会研究大会
学会活動への参加状況
(1)8月19日:授業のユニバーサルデザイン研究全国大会参加, (2)9月28〜30日:日本社会科教育学会全国研究大会参加, (3)10月5〜6日:日本教育大学協会研究大会参加, (4)11月9〜10日:全国小学校社会科研究協議会研究大会参加, (5)2月19日:日本教育大学協会センター協議会参加
外国における研究の状況
(1)10月26〜30日:アメリカ アメリカにおける教員養成の質保証の現状と課題。ESDの教材開発のための基礎調査。
 
<社会との連携>
社会的活動状況
(1)学校教育実践研究センター 自主セミナー「楽しく力が付く社会科授業」 講師
(2)『新潟大学教育学部附属新潟小学校中間検討会・初等教育研究会』指導者
(3)『魚沼市教育振興会社会科部(小学校)研修会』講師 魚沼市立入広瀬小学校
(4)『新潟市立大通小学校校内研修』講師
(5)『上越市立末広小学校校内研修』講師
 

中 野 英 康(特任准教授)
 
<教育活動>
授  業
【観点1】教育方法及び成績評価面での取組
○ 10名程度の少人数から150名を超える大人数まで様々であったが,一方的な講義にはしなかった。常に具体的な資料を準備し,資料をもとに作業させたり,グループで活動させたりし,学生が主体的に取り組めるよう工夫した。
○ 評価に関しては,レポート中心だったが,授業態度も重視し,授業後すぐに評価するよう心掛けた。
【観点2】教育の達成状況
○ 教育方法については次の2点において十分達成していた。@学生の活動時間を確保した主体的な授業形態になっていた。A毎時間学生に授業の感想(評価)を記述させ,次時の講義に向けて改善していた。
○ 成績評価についても,授業後すぐに評価することができた。
 

中 野 博 幸(特任准教授)
 
<教育活動>
授  業
【観点1】教育方法及び成績評価面での取組
・ 電子情報ボードなどのICTを活用するなど,新しい授業方法を取り入れ,講義内容に興味関心を高めるようにした。
・ マークシートを用いて授業後のアンケート調査などを行い,素早いデータの分析と改善に努めた。
【観点2】教育の達成状況
・ 新採用研修での話し合いの様子から,大学で学んだことを活かして日々の教育活動に臨んでいる姿が見られた。
研究指導
【観点2】大学院
専門職学位課程,修士課程の院生から相談を受け,修論のデータ分析方法や結果の見方,記述の仕方などについて指導や助言を行った。(のべ20名)
その他の教育活動
・ 中等教育実習では19名,初等教育実習では24名の学生および院生に対して,巡回指導を行った。
・ 一人一人に対して,教育実習ルーブリックを用いて,授業後に指導助言を行った。
・ 附属中学校については,フューチャースクール委員として,授業方法や評価方法に対する助言を行った。
特色ある点及び今後の検討課題等
学校現場での経験とデータ分析の知識を生かしながら,卒業論文や修士論文の研究内容について指導を行っており,水曜セミナーには毎回多くの参加者がある。
マークシートを使ったアンケートシステムがある程度使えるところまで完成した。今後は,利用方法などを整備していく必要がある。
 
<研究活動>
研究成果の発表状況
発】(1)平成24年6月:『学級経営改善を目指す学校評価システム『ハートアイ』を活用した学校評価について』(共) 日本学校経営学会
(2)平成24年9月:『SNSを活用した栽培体験学習の教員養成カリキュラム2』(共) 日本教育工学会
(3)平成25年1月:『月の満ち欠けの立体的な理解と視点移動を促すAR教材の開発』(共) 臨床教科教育学会
(4)平成24年12月:『月の満ち欠けの立体的な理解と視点移動を促すAR教材の開発』(共) 日本理科教育学会北陸支部大会
(5)平成25年3月:『月の満ち欠けの理解を促すAR教材の開発』(共) 日本教育工学会
(6)平成24年10月:『ICT利活用を通し「自立して学ぶ生徒」を育てる教育課程の開発』(共) 第38回全日本教育工学研究協議会全国大会(金沢大会)
学会活動への参加状況
(1)平成25年3月2日:日本教育工学会 三重大会出席, (2)平成24年6月8日〜平成24年6月10日:日本教育経営学会 第52回大会出席, (3)平成24年9月15日〜平成24年9月16日:日本教育工学会 第28回全国大会出席
◎特色・強調点等
統計分析プログラム js-STARの開発
 

渡 辺 径 子(特任准教授)
 
<教育活動>
授  業
【観点1】教育方法及び成績評価面での取組
・ 自分の授業実践を基に具体的な内容を体験的に学べるように提供した。
【観点2】教育の達成状況
・ 十分に糧となっていると感じる。
研究指導
【観点1】学部
・ ベテラン小学校教員の視点から具体的な指導を行った。
【観点2】大学院
・ 学部に加えて,コミュニケーション力を鍛えるよう配慮した。
その他の教育活動
・ 教育実習における学生指導+教育支援課の業務時間外において自己の携帯電話を使用した対応(事故対応等)
・ 学びの広場の活動への助言,当日指導
特色ある点及び今後の検討課題等
・ 自己の経験を具体的な例として用いることで,具体的な授業場面が想定されるよう工夫した。
・ 地域と大学学生との連携に具体的に取り組んだ。(新幹線事業,発酵食品研究会,謙信公祭等)
 
<社会との連携>
社会的活動状況
(1)妙高ネイチャープログラム指導者講習会 指導者(妙高青少年自然の家)
◎社会への寄与等
・ 独立行政法人科学技術振興機構 理科教材開発・活用支援プログラム推進委員会 委員
・ 科学技術・学術審議会専門委員会 委員
・ サイエンスチャンネル放送番組委員会 委員
現場教員の視点から,日本の科学教育について考えた。