越   良 子(教 授)
 
<教育活動>
授  業
【観点1】教育方法及び成績評価面での取組
子どもの学習活動や学級活動,人間関係について,現職院生は理論的理解を,学部生や学卒院生は実践的知識をも獲得できるよう,事例や研究報告などを用いて授業をおこなった。
【観点2】教育の達成状況
レポートなどから教育と子どもに関する理解と知識が深まったことが示され,概ね教育目標は達成されたと考えられる。
研究指導
【観点1】学部
社会心理学の研究知見を現実場面に適用して理解すること,自身の関心を理論的に記述し,かつ,現実の問題解決の観点から考察することについて指導した。
【観点2】大学院
自身の問題意識の理論的構成と先行知見の現実的理解を重視し,各自の研究の学会発表を勧め指導した。
その他の教育活動
これまでの研究知見を「不適応予防」の観点からまとめ,論文,著書,研修会などで著した。
特色ある点及び今後の検討課題等
不適応予防の観点を導入することで,学級集団心理学と学級経営論のこれまでの研究成果を1つの知見として提出しえた。
 
<研究活動>
研究成果の発表状況
論】(1)平成26年3月:学級経営の予防教育機能,日本学校心理士会年報,6巻,pp.35-45
学会活動への参加状況
(1)学校心理士会年報編集委員
特色・強調点等
学級集団心理学と学級経営論のこれまでの成果を不適応予防の観点からまとめ,学級づくりや特別活動の機能と有効性を理論的に明らかにした。
 
<社会との連携>
社会的活動状況
(1)平成26年3月1日:新潟県特別活動研究会
(2)平成25年12月14日:上越生徒指導研究会研修会
(3)平成25年8月20日:教員免許状更新講習
(4)平成25年7月18日:平成25年度新潟市教職員研修「学習集団づくり(応用編)」
(5)平成25年7月8日:平成25年度新潟市教職員研修「学習集団づくり(基礎編)」
◎社会への寄与等
学級経営・学級づくりの理論的基盤および児童生徒の不適応予防に関する方途を提示した。