浅 倉 有 子(教 授)
 
<教育活動>
授  業
【観点1】教育方法及び成績評価面での取組
第1時間目に,授業のおおよその進め方,評価方法等についての説明を行っている。中学校社会科歴史分野,高校日本史の記述の変化や不備,修正点等について,学説史を踏まえて説明し,文献史料の解読,絵画資料等の非文献史料や映像資料の活用等についても取り上げ,教科の力量を向上させるよう努めている。
【観点2】教育の達成状況
学部4年のゼミ生のうち1名が愛知県小学校教員に合格・採用され,修士ゼミ修了生のうち1名が栃木県内の中高一貫校(私立)の教員に採用された。また他1名の論文が,学会誌に投稿・掲載された。
研究指導
【観点1】学部
3年生と4年生の合計5名でゼミを行い,論文を読解する力,歴史史料を読解する力の育成を図り,研究手法の共有,議論をする能力の向上に努めた。
【観点2】大学院
修士課程のゼミは,学年をこえて全員が一堂に会して行う。力量が様々であるため,個人の能力に応じて,論文を読解する力,歴史史料を読解する力の育成を図り,総体として研究手法の共有と議論をする能力の向上に努めた。
その他の教育活動
・ 独立行政法人国文学研究資料館の客員教授を1年間務めた。
・ 学部・大学院ゼミ生の教育実習の研究授業を参観し,指導を行った。
 
<研究活動>
研究成果の発表状況
著】(1)平成26年3月:ぶら高田(共著),北越出版
(2)平成26年3月:斐太歴史の里の文化史―鎮守の森の文化財と斐太神社を訪ねて(共著),妙高市教育委員会
(3)平成26年3月:文化的景観「小菅の里」(共著),飯山市教育委員会
共同研究(幼,小,中,高等学校及び特別支援学校教員との共同研究を含む)の実施状況
(1)小菅集落の文化的景観保存計画策定事業に伴う古文書の調査,代表者:浅倉有子(上越教育大学)
(2)教員採用試験に於ける筆記試験問題の研究,代表者:佐藤芳徳(上越教育大学)
(3)幕藩政アーカイブズの総合的調査・研究,代表者:高橋実(人間文化研究機構国文学研究資料館)
(4)藩政文書の記録管理システムに関する基盤的研究,代表者:大友一雄(人間文化研究機構国文学研究資料館)
学会活動への参加状況
(1)平成25年5月25日〜平成25年5月26日:歴史学研究会2013年度大会参加, (2)平成25年5月25日:北海道・東北史研究会参加, (3)地方史研究協議会地域委員
 
<社会との連携>
社会的活動状況
(1)桜蔭会講話(桜蔭会新潟支部)
(2)新潟県青少年文化講座講師(新潟県教育委員会)
(3)金葉会(退職校長会)講演(金葉会)
(4)笹川流歴史史料調査(新潟県教育委員会)
(5)市有形文化財「屋敷絵図」の管理方法等に関する現地史央(佐渡市教育委員会)
(6)新潟県文化財審議会委員(新潟県教育委員会)
(7)上越市文化財審議会委員(上越市教育委員会)
(8)上越市歴史的建造物調査専門委員(上越市文化振興課)
(9)道路安全性検討委員会委員(国土交通省北陸整備局)
(10)史跡上田城跡整備実施計画検討委員(上田市教育委員会)
(11)上越市大規模開発行為審議会委員(上越市総合政策部)
(12)小菅の文化的景観保存計画策定委員(飯山市教育委員会)
(13)旧文武学校保存整備委員会委員(長野市教育委員会)
(14)長野市立博物館協議会委員(長野市立博物館)
(15)長野県名勝地調査検討委員会委員(長野県教育委員会)
(16)地方史研究協議会地域委員(地方史研究協議会)
(17)斐太歴史の里調査執筆委員(妙高市教育委員会)
(18)にいがた文化の記憶館評議員(にいがた文化の記憶館)
◎社会への寄与等
専門領域を活かし,地域や社会の様々なニーズに可能な限り応えている。とりわけ,文化財の保存・活用・指定に尽力し,地域の歴史・文化の掘り起しと歴史認識の形成・共有に尽力している。また,8月には,「全国城郭史研究セミナー」を本学に招聘し開催した。