榊 原   潔(准教授)
 
<教育活動>
授  業
【観点1】教育方法及び成績評価面での取組
小学校及び中学校の体育授業で課題となる点をテーマとして授業を実施している。基礎理論の講義だけでなく,受講者の調べ学習の発表や相互に指導する場面を取り入れ,主体的な取り組みを促している。また,事前学習や復習に役立てられるように,学習資料を初回に配付している。「技能」「思考・判断」「態度」をもとに成績評価を行っている。
【観点2】教育の達成状況
卒業生,修了生は,およそ5年以内に教員になっていることから,教育の目標は概ね達成されていると思われる。
研究指導
【観点1】学部
学生の興味や関心のある事柄をテーマにして,運動観察に時間をかけている。運動観察は,児童・生徒の心身の状態を理解する有効な方法の一つと考えている。
【観点2】大学院
大学院生の研究テーマは一人ずつ異なるので,個別に指導するようにしている。指導内容は,教育実践的な先行研究の検索方法とその整理の仕方,研究方法の妥当性,文章表現の方法などについて,個人の課題に応じて指導している。
その他の教育活動
・ 新潟工科大学非常勤講師
・ 男子サッカー部顧問
・ 女子サッカー部顧問
・ ハンドボール部顧問
特色ある点及び今後の検討課題等
基礎理論の講義だけでなく,受講者の調べ学習の発表や相互に指導する場面を取り入れ,主体的な取り組みを促しているが,授業評価アンケートによると,授業方法や授業内容の整理に改善の余地があると思われる。今後は,難しいこと,複雑な事象を易しく,理論的に整理できるように工夫したい。
 
<研究活動>
研究成果の発表状況
論】(1)平成26年3月:条件を付加したゲームが状況判断力の学習に及ぼす影響 : サッカー型の攻撃時ゲームパフォーマンスに着目して,上越教育大学研究紀要,33巻,pp.249-258
(2)平成26年2月:足でボールを操作する技能を高めるドリブルゲーム,体育科教育,62巻,2号,pp.26-29
 
<社会との連携>
社会的活動状況
(1)平成25年10月4日:運動遊び(上越教育大学)
(2)平成25年9月11日:運動遊び(上越教育大学)
(3)平成25年8月27日:運動遊び(上越教育大学)
(4)平成25年8月6日:教員免許状更新講習会講師(上越教育大学)
(5)平成25年7月28日〜平成25年8月21日:少年少女スポーツ教室T(山屋敷サッカークラブ低学年)(上越教育大学)
(6)山麓線サッカーリーグ運営支援(上越教育大学)
◎社会への寄与等
大学の持つ資源(施設,プログラム,人材)をサッカーに憧れを持つ,サッカーの世界への扉にふれた地域の子ども達のために提供することは,大学としての使命でもある。大学の近隣で日頃から子どものサッカー活動を行っている団体(山麓線リーグ運営委員会)と協力し,サッカーを通じて子どもたちの心身の発達を支援するために,「山麓線サッカーリーグ」及び「アルビレックス新潟サッカークリニック in 上越教育大学」を開講した。