光 永 伸一郎(教 授)
 
<教育活動>
授  業
【観点1】教育方法及び成績評価面での取組
小学校家庭科の教科書内容を十分に反映させた授業構成を心がけた。複数回の試験やレポートを課し,それらの結果を分析した後,成績評価に反映させた。
【観点2】教育の達成状況
授業評価アンケートの結果から,概ね達成できたものと判断する。
研究指導
【観点1】学部
学部3年生2名の研究指導を行った。「こうじに含まれる消化酵素を利用した実験教材の開発」,「アミラーゼ活性を検出するための簡易実験の開発」というテーマのもと,基本的な実験方法やその背景となる科学的素養について教授した。
【観点2】大学院
大学院1年生1名の研究指導を行った。『高等学校における「養護教諭による食育」の現状調査と課題検討』というテーマのもと,文献調査やデータ解析に関する指導を行った。
その他の教育活動
・ 新潟県立看護大学 看護学部 臨床栄養学 非常勤講師
・ 上越看護専門学校 看護学科 生活科学 非常勤講師
・ 上越保健医療福祉専門学校 看護学科 家事援助の基本(栄養調理)非常勤講師
・ 附属小学校5年食育授業の講師
・ 上越市内小中学校 学校給食週間「発酵のまち上越出前講座」の講師(高士小学校5年,大手町小5・6年,大島小3・4年,上杉小3年,牧小3年,里公小3年,柿崎小2年,黒田小5・6年,高志小5年,大潟町小5年,上下浜小5・6年,浦川原中2年)
特色ある点及び今後の検討課題等
科学的根拠に基づく教育活動を最重視した。情報過多の時代に,食に関する誤った情報をうのみにすることがいかに危険なことかを,折に触れて解説するように心がけた。
 
<研究活動>
研究成果の発表状況
論】(1)平成26年3月:教員養成課程在籍学生の「食品に含まれる栄養素」に関する知識の様相と課題−小学校教科書における「6つの食品群」と「五大栄養素」の理解を中心に−(共著),日本家政学会誌,Vol.65 No.3,130-137
学会活動への参加状況
(1)平成26年3月27日:生活科学系コンソーシアム主催第2回シンポジウム出席, (2)平成25年12月24日:日本学術会議家政学分科会主催公開シンポジウム出席, (3)平成25年12月22日:教科内容学研究大会出席, (4)平成25年8月20日〜平成25年8月21日:第26回日本教育大学協会全国家庭科部門大会出席
◎特色・強調点等
家庭科の教科内容に重点を置いた研究活動を行った。特に,小学校家庭科の食分野における内容構成を検討し,講義や教育実践に反映できるようにした。身近な食品を用いた教材開発を主な目的とし,そのための食品成分分析を中心とした研究活動を行った。
 
<社会との連携>
社会的活動状況
(1)雪中貯蔵に関する緩やかなルール(ガイドライン)づくり(公財・雪だるま財団)
(2)上越発酵食品研究会委員(上越ものづくり振興センター・上越発酵食品研究会)
(3)日本家政学会誌査読(日本家政学会)
(4)教員免許更新講習(上越教育大学)
(5)共同出版受託研究(共同出版)
(6)上教大・看護大連携公開講座基調講演講師(上越教育大学・新潟県立看護大学)
◎社会への寄与等
雪だるま財団より検討委員の委嘱を受け,「雪中貯蔵に関する緩やかなルール(ガイドライン)づくり」に参画した。上越ものづくり振興センター・上越発酵食品研究会から委員の委嘱を受け,年8回の会議に参加した。国内誌日本家政学会誌の査読を担当した。上教大・看護大連携公開講座において基調講演「上越の発酵食品と発酵のふしぎ」を行った。