佐 藤 多佳子(准教授)
 
<教育活動>
授  業
【観点1】教育方法及び成績評価面での取組
講義,グループワーク,プレゼンテーションの3期から全体を構成し,講義で得た知見をグループワークでの議論を通して深め,さらにプレゼンテーションを通して自己のものとして再構成するようなプロセスを心がけた。また,第1講義日をオリエンテーションとし,こういった意図を資料を配付して伝え,見通しを持って取り組めるようにした。
【観点2】教育の達成状況
講義を通してその課題(成績評価のためのレポートやプレゼンテーションなどの課題)の目指すべきところが具体的にわかるように心がけた。また,それが了解された状態で課題提示を行うように努めた。さらに,具体的な評価基準がわかるような資料を配付した。
研究指導
【観点1】学部
国語科教育の現状における課題や求められている学力観に照らして,具体的な事例に触れることができる環境で研究指導にあたった。また,院生との協働的なアクティブラーンニングにより,具体的な指導方法についての研究指導を進めてきた。
【観点2】大学院
求められている学力観に照らして,教育現場における言語活動の充実に関連づけられる理論から学び,それを授業実践にどう生かすことができるかを具体的に調査,分析,考察することで新たな知見を得,またそれを授業実践に結びつけていくという,理論と実践の往還を意識して研究指導にあたった。
その他の教育活動
・ 教員研修講座 埼玉講座 (北本市公民館)
特色ある点及び今後の検討課題等
学校現場での教員としての経験を生かし,現場の問題意識に基づいた国語科の授業論の構築に努めてきた。現場の教員にとって汎用性のある研究となるよう,子どもの学びに寄り添い臨床的に国語科の授業研究を進めている。
現場に即した研究を積み重ね,自身の授業論を構築していくことが今後の課題である。
 
<研究活動>
研究成果の発表状況
論】(1)平成26年2月:小学校高学年における読解力向上に関する実践的考察−説明的文章の展開や構造を認識するための方略の取得の可能性とその有効性について−,(共著)上越教育大学教職大学院研究紀要,第1巻,1号,pp.45-53
(2)平成26年2月:論理的思考の活用に関する実践的考察−小学3年「分類」「関係付け」の観点から−,(共著)上越教育大学教職大学院研究紀要,第1巻,1号,pp.45-53
業】(1)平成26年3月:文部科学省検定小学校1年国語科教科書,(共著),学校図書出版
(2)平成26年3月:文部科学省検定小学校2年国語科教科書,(共著),学校図書出版
(3)平成26年3月:文部科学省検定小学校3年国語科教科書,(共著),学校図書出版
(4)平成26年3月:文部科学省検定小学校4年国語科教科書,(共著),学校図書出版
(5)平成26年3月:文部科学省検定小学校5年国語科教科書,(共著),学校図書出版
(6)平成26年3月:文部科学省検定小学校6年国語科教科書,(共著),学校図書出版
(7)平成25年12月:思考力を育てる国語の学習−「思考の方法」を意識した学習デザインへ,『教育創造』,上越教育大学附属小学校内高田研究会,vol.175,pp.44-49
発】(1)平成25年10月27日:「論理」に関する思考操作についての検討,第125回全国大学国語教育学会研究発表
学会活動への参加状況
(1)平成26年1月14日〜平成26年2月14日:臨床教科教育学会, (2)平成25年10月21日〜平成25年12月21日:全国大学国語教育学会, (3)平成25年8月6日:日本国語教育学会, (4)平成25年5月1日〜平成26年3月31日:全国大学国語教育学会
 
<社会との連携>
社会的活動状況
(1)平成25年9月〜平成26年3月 妙高市立妙高高原北小学校校内研修講師
(2)平成25年8月〜平成26年3月:上越市立和田小学校校内研修講師
(3)平成25年8月〜平成25年10月:見附市立上北谷小学校校内研修講師
(4)平成25年7月〜平成26年3月:糸魚川市立下早川小学校教員研修講師
(5)平成25年7月〜平成26年3月:上越市立明治小学校教員研修講師