清 水 雅 之(特任准教授)
 
<教育活動>
授  業
【観点1】教育方法及び成績評価面での取組
電子黒板やiPad等のICT機器を利用し,講義内容を理解しやすくなるよう努めるとともに,ICT活用に対する興味関心を高めるようにした。
学生の学習に対する意欲を持続させ,主体的な学びとなるように参加型の授業を構想し,展開するよう努めた。
【観点2】教育の達成状況
教員採用試験に向けて指導案や模擬授業などの相談に応じ,可能な限り具体的な指導・助言を行うようにした。
その他の教育活動
・ 「学びのひろば」で「キラキラスポンサー」の顧問として,参加する児童の安全に配慮しながら,学生の自主性も尊重するように取り組んだ。
・ 附属中学校における総務省「フューチャースクール事業」及び文部科学省「学びのイノベーション事業」の地域協議会委員として計画立案及び活動協力をした。
・ 初等・中等教育実習において,担当する学校へ巡回指導に行き,実習生の授業を参観した。ルーブリックに基づく達成状況を実習生に伝えたり改善点を指導したりした。
特色ある点及び今後の検討課題等
これまで授業においてICTを活用するように努めてきたが,本年においては学生自身にICTを授業に利活用する授業を展開し,ICT教育についての理解を体験的にできるよう努めた。
 
<研究活動>
研究成果の発表状況
著】(1)平成26年3月:1人1台環境における協働学習(共著),公益財団法人学習ソフトウェア情報研究センター
論】(1)平成26年3月:同期型CSCLでの投票機能の効果と評価に関する研究 ―小学校5年生 電磁石の学習から―,上越教育大学研究紀要,33巻,pp.295-302
(2)平成25年9月:科学技術社会への参画を目指した中学校における放射線学習の実践と評価,臨床教科教育学会誌,13巻,2号,pp.29-38
学会活動への参加状況
(1)平成25年10月25日〜平成25年10月26日:日本教育工学協会 第39回全国大会(宮城・仙台大会), (2)平成25年9月20日〜平成25年9月23日:日本教育工学会 第29回全国大会
◎特色・強調点等
海外のICT教育についてを調査するため韓国,シンガポールに渡航し,学校現場での様子を視察した。視察で得られた知見を授業や地域の教員に向けてセミナー等で伝え,教育課題の一つであるICT教育に対して理解を深めることに努めた。
 
<社会との連携>
社会的活動状況
(1)平成26年1月15日:新潟市情報教育部会 講師(新潟市情報教育部会)
(2)平成26年1月6日:小千谷市立東山小学校 ICT研修会講師(小千谷市立東山小学校)
(3)平成25年11月8日:福島県檜枝岐村立檜枝岐小中学校 研究会指導者(NTT東日本)
(4)目黒区立第一中学校実証研究プロジェクト有識者(目黒区教育委員会)
(5)平成25年度「学びのイノベーション事業」指導法に係る指導助言者(文部科学省)
◎社会への寄与等
教育課題のICT教育に関して,日本国内の状況だけなく,アジアを中心とする諸外国の取り組みについて伝え,ICT教育が推進されるよう努めた。受講者からは,韓国・シンガポールの2カ国が日本より進んでいることに驚きを感じたという感想を得た。