中 野 博 幸(特任准教授)
 
<教育活動>
授  業
【観点1】教育方法及び成績評価面での取組
・ 教育実地研究TA・TCでは,附属中参観の実習とその事前・事後指導を担当した。授業参観の視点について事前に指導を行い,意欲の向上を図った。
・ 教育実地研究Uでは,算数を通して教材研究法を担当した。電子情報ボードなどのICTを活用するなど,新しい授業方法を取り入れ,講義内容に興味関心を高めるようにした。
・ 教育実地研究V,Wでは,巡回指導を通して一人一人に指導助言を行った。
【観点2】教育の達成状況
・ 教育実地研究TA・TCでは,附属中参観に真剣に取り組む様子が見られた。
・ ICTを活用したいという学生が増えるとともに,授業を行う上での教材研究の意義について深く考えているレポートが多く見られた。
・ 事後レポートなどに実習を通して学んだことが詳細にまとめられている学生が多かった。
研究指導
【観点2】大学院
専門職学位課程,修士課程の院生から相談を受け,修論のデータ分析方法や結果の見方,記述の仕方などについて指導や助言を行った。
その他の教育活動
・ 中等教育実習20名,初等教育実習23名の学生および院生に対して,巡回指導を行った。
・ 附属中学校については,フューチャースクール委員として,授業方法や評価方法に対する助言を行った。
特色ある点及び今後の検討課題等
一人一人に対して,教育実習ルーブリックを用いて,授業後に指導助言を行った。今後は初等教育実習での課題を次の実習にどのように活かしていくか検討する必要がある。
 
<研究活動>
研究成果の発表状況
著】(1)平成25年7月:R&STARデータ分析入門(共著),新曜社
論】(1)平成26年3月:同期型CSCLでの投票機能の効果と評価に関する研究 : 小学校5年生電磁石の学習から,上越教育大学研究紀要,33巻,pp.295-302
(2)平成25年12月:月の満ち欠けの理解を促すAR教材の開発と評価,科学教育研究,37巻,4号,pp.307-316
(3)平成25年9月:科学技術社会への参画を目指した中学校における放射線学習の実践と評価,臨床教科教育学会誌,13巻,2号,pp.27-36
(4)平成25年8月:10I-105 月の満ち欠けを理解するプロセス : AR教材の活用から(地学教材・教育法,一般研究発表(口頭発表)),日本理科教育学会全国大会要項,63号
業】(1)平成25年9月:AR教材_月の満ち欠け
(2)平成25年9月:AR教材_凸レンズの働き
発】(1)平成25年9月23日:AR技術を使った中学校理科教材の開発と評価,日本教育工学会 第29回全国大会
(2)平成25年9月21日:統計分析ソフトウエアjs-STARの開発,日本教育工学会 第29回全国大会
学会活動への参加状況
(1)平成25年9月20日〜平成25年9月22日:日本教育工学会第29回全国大会(秋田大学), (2)平成25年8月3日〜平成25年8月4日:日本学校教育学会(鳴門教育大学)
◎特色・強調点等
ARを用いた教材を開発し,実際の授業で効果が得られたことは教育実践研究として先進的な取組であった。
 
<社会との連携>
社会的活動状況
(1)平成26年3月10日:上越市立末広学校校内研修(算数)講師
(2)平成26年1月6日:柏崎市立槇原小学校学校コンサルテーション講師
(3)平成25年10月23日:上越教育大学学校教育実践研究センター水曜セミナー講師(多変量解析)
(4)平成25年10月15日:妙高市立新井中学校学校コンサルテーション講師
(5)平成25年6月10日:妙高市立新井中央小学校学校コンサルテーション講師
(6)平成25年5月10日:柏崎市立教育センター教職員専門研修講座講師(学力向上研修講座)
◎社会への寄与等
・ 上越教育大学附属中学校「学びのイノベーション事業」「フューチャースクール」地域協議会委員として,ICT機器の環境整備やICTを利活用した教育活動等への指導・助言を行うとともに,実証研究を円滑かつ確実に行うことができるよう支援を行った。
・ 学校評価支援アンケートシステムを開発し,地域の学校評価についての支援や助言を行った。