自己点検・評価の対象期間: 平成26年 04月 01日 ~ 平成27年 03月 31日

布川 和彦 (教授)
<教育活動>
授業
  【観点1】教育方法及び成績評価面での取り組み
学部の3年生全学必修科目「算数科指導法」では、算数・数学を苦手とする学生のことや日本の算数教育の問題点も踏まえ、日常的な話題と算数との接点をできるだけ取り入れるようにした。学部「学習場面観察基礎」では実践性を重視し、実際の授業の参観とそれについての討議を行った。大学院「算数・数学学習過程論」では、アクティブラーニングの促進を視野に、受講者による発表や意見交換などの機会を複数回取り入れるようにした。 

  【観点2】教育の達成状況
大学院の科目および学部「学習場面観察基礎」については受講者の意欲にも支えられて、授業評価アンケートにより高い評価を得ることができた。学部「算数科指導法」も一定の評価を得ることはできたものの、大人数の講義であることから全ての学生のニーズに応ずるには至っていない。また資料を講義支援システムを通じて事前に配布しているが、講義に持参しない学生もまだまだ多く、その改善は今後の課題と考えられる。 


<研究活動>
共同研究(幼、小、中、高等学校及び特別支援学校教員との共同研究を含む)の実施状況
(1) 小学校から中学校への移行期における算数・数学科学習・教授軌道の開発と評価,代表者:大谷 実,(金沢大学教育学部)
学会活動への参加状況
(1)  平成26年 11月 08日: ~ 平成26年 11月 09日: 日本数学教育学会第47回秋期研究大会,
(2)  平成26年 06月 29日: ~ 平成26年 06月 29日: 日本数学教育学会第2回春期研究大会,

◎特色・強調点等

<社会との連携>
社会的活動状況
(1)  平成26年 08月 26日: ~ 平成26年 08月 26日: 教員免許状更新講習講師(上越教育大学)
(2)  平成26年 08月 21日: ~ 平成26年 08月 21日: 妙高市教育研究会算数・数学部会講師(妙高市教育研究会)
◎社会への寄与等
本学に着任してからの期間が長くなったこともあり、従来の数学教育学の観点からの助言を提供するという役割に加えて、近隣の研究会の会長などを依頼される機会が増えている。特に、2015年に北陸四県の研究会があり、その準備委員長も兼任することとなった。こうした依頼に応えることも、地域の先生方のニーズにお応えすることの一つの形と考えて、できるだけお引き受けをしている。附属学校については、小学校と中学校の双方で研究協力者を務めた。