講義：全授業で30分前には教室内の準備を行うとともにレジュメを作成し、本年度は特に掲載する統計内容等の更新に努めた。従前通り適度なメディア活用により学生の理解と考察に資するよう心掛けている。演習：課題を明確にし学生側から適切な資料提示を求め論議するだけでなく、当方からは必要な問いを与え、共同思考のために一応時間をとり相互的なやりとりの中で学びが深まるよう配慮して進めるようになってきた。成績評価：昨年度に同じ。講義では試験、レポート内容、出席状況等、演習ではレポートとディスカッションの内容、出席状況等により総合的に行っている。　

（個々の授業と因果関係を立てるのは困難である）　

昨年度と同様の配慮のもとに研究主題を見出す機会を設けるとともに、卒業研究に必要な一連の作業を自主的、意欲的に進めることができるよう指導している。本年度の研究主題：「低年齢児の虫歯予防─保育所における取組みの効果について─」「保育現場における『わらべうた』の実態」「子どもの描画過程における模倣の意味」「就学前における『早寝・早起き・朝ごはん運動』の取組み─石川県に注目して─」「幼小における『大きなかぶ』の指導の検討」「保育所における園児の栽培活動とその援助」「乳児の食への関心を高めるための保育者と保護者の連携の在り方─離乳食の扱いに焦点を当てて─」。入院中に添削指導を行った。　

昨年度と同様、履修者自身にとって将来的にも有意味となる研究主題を見出させ、学位論文作成に必要な一連の作業をセミナーにおいて共同で行っている。先行研究の検討を確実に行うとともに研究調査を自主的、意欲的に進め、独創的な成果を出すことを目標に指導している。本年度の研究主題：「戦後集団主義保育におけるマカレンコ理論の受容について─畑谷光代の『伝えあい保育』の実践に着目して─」。入院中に添削指導を行ったが、当該院生に対しては不十分に終わり反省している。　

(1)遊び込む子ども─学びの基盤に着目して─,代表者：北條礼子,(上越教育大学)

(1)　 平成26年 06月 15日： ～ 平成26年 06月 15日： 日本保育学会プレシンポジウム（名古屋市立大学）,