あ と が き


 上越教育大学では、業務運営や教育研究活動等全般にわたる取組状況に関する自己点検・評価を取りまとめ、年次報告書として昭和60年度(昭和61年12月発行)から作成・発行してきており、この令和4年度版で第38集となります。このあとがきでは、本年度の年次報告書について章ごとに総括します。

 第一章「組織の運営状況に関する自己点検・評価」に関して、管理運営組織等、学生支援、附属施設等においては概ね順調に取り組まれています。教育・研究組織等に関し、各組織がそれぞれの立場において課題を挙げておりますので、本学としてもその内容を見極めつつ、さらなる改善を図ります。

 なお本年度は、特に注目される点として「第一章の1 年度のハイライト」に記載したとおり、以下のような取組を挙げることができます。
1 教職大学院を主体とした新たな大学院に機能強化
2 学部教員就職率が全国第2位(全国唯一10年連続で教員就職率80%以上を達成)
3 東京書籍とネーミングライツに関する協定を締結
4 コロナ禍の各種取組
(1)学生への支援『学生応援200円ランチ』の実施
(2)大学祭「越秋祭」の3年ぶりの開催
(3)来場型によるオープンキャンパスの再開
5 附属学校:Apple社のApple Distinguished School 2022-2025に認定

 第二章「各教員の教育・研究活動及び社会貢献等に関する自己点検・評価」に関して、各教員は教育活動、研究活動、社会貢献活動等について、積極的に取り組んでいます。 なお、本年度自己点検・評価書の回収率は98.5%(131人中129人)でした。

 第三章「資料編」に関しては、本学の業務運営や教育研究活動などの状況を数値データとして整理して添付しています。

 最後に、本報告書の作成にご協力いただいた教職員各位に対して謝意を表しますとともに、学内外の関係各位からのご意見・ご助言をいただきたく、この場をお借りしてお願い申し上げます。



令和 6 年 2 月
上越教育大学副学長
大学評価委員会委員長
渡部 洋一郎