★ 似て非なる

23     2 3 4     2 a

これらはどれも、2つのものが並べられていて、
形としては似て見えます。

でも並んだ2つのものの関係は違っています。

2 3 4 では 2 と 3 4 はたすの関係にあり、 2 3 4 = 2 + 3 4 です。

23 は 2+3 ではなく、 20+3 を表していました。
2 は十の位の数であり、3 は 一の位の数なので、
こうした関係になるのでした。

そして 2a の場合はたし算ではなく、
かけ算の関係にあり、2a 2×a でした。

見た目は似ていて、間違えそうですが、前後の話の流れを
見極めて、それぞれの関係を判断しましょう。

「あめに降られた」と「あめを食べた」の区別ができる 人なら大丈夫です。

(この項目は、学校図書株式会社による
昭和43年版の中学校1年用教科書を
参考にしました)