★ かけ算の順序

算数では、
(1)1人当たり2個ずつx人にリンゴを配ったときの全部の個数
(2)1人当たりx個ずつ2人にリンゴを配ったときの全部の個数
に対し、(1)については 2×x と、(2)については x×2 と
区別していたかもしれません。
でも、中学校ではどちらも 2x で表します。

数学では数自体の性質や振る舞いに注目します。
今の場合も、問題の数が 2 と x の積であるような
構造をしているということ、
そんな仕組みを持った数であるということが重要です。
また算数で学習したように 2×x=x×2 なので、
そもそも、数としては区別する必要はありません。

2x が 出てきたら、まずは上のような構造のだと考えましょう。

その上で、必要があれば、
  2の x倍でも、
  xの 2倍でも、
好きな方で解釈してよいのだと、気持ちを切り替えてみましょう。