上越教育大学大学院 現代教育課題研究コース 発達と教育連携領域
上越教育大学

概要

発達と教育連携領域について

 これからの学校教育には,子どもたちのよりよい成長発達を促すために,さまざまな関係者,関係諸機関と緊密に連携することが求められます。そのため教員には,教科や学年・学校種の枠にとらわれず,学校教育全体を俯瞰し,子どもの発達の全体像を見通せる幅広い視野をもとに,多様な連携関係を柔軟に構築していく力量が必要となります。

 そのため「発達と教育連携」領域では,教育学や心理学の専門性を基盤として,学校教育と子どもの発達にかかわる幅広い事象を深く追究し,俯瞰的視野をもちながら,教育実践における多様な連携をデザインしコーディネートできる高度な実践的力量を備えた教育者を育成します。あわせて,教育経営プロフェッショナル育成プログラム(1年制プログラム)では,教育経営専門職や学校管理職に不可欠な専門的力量を育成します。

教育経営プロフェッショナル育成プログラム(1年制プログラム)

 教育経営プロフェッショナル育成プログラムは,「発達と教育連携」領域が運営する1年制プログラムです。様々な教育課題に直面している教育経営に関係する管理職や専門職の担い手を育成します。

 教職経験を有する幼稚園・小学校・中学校・高等学校等の現職教員や校長・教頭・主幹教諭・指導主事等の経験又はこのことに準ずる社会経験を有すると認められる場合,実習科目の一部を履修したものとみなし,1年間で修了することができます。

 なお,このプログラムは1年制だけでなく,通常の2年間での履修も可能です。

1年制プログラム

教員免許取得プログラムへの対応

 本学の大きな特色として,大学院に在籍しながら3年間をかけて教員免許がとれる教育職員免許取得プログラム(通称「免P」)があります。これまで教職大学院は,学部段階で教員免許を取得していることを入学資格としてきましたが,2019年度からは,教員免許をもっていない人も,この制度を利用して教職大学院で学ぶことができるようになりました。「発達と教育連携」領域でも,免P制度に積極的に対応しています。

教職大学院での免P制度

学校心理士

 「発達と教育連携」領域ではこれまで,「学校心理士」の養成に対応してきましたが,教職大学院への移行に伴って,2019年度からは対応しないこととしました。