上越教育大学教職大学院 教科教育・学級経営コース

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FACULTY

教員紹介

桐生 徹/Kiryu Toru

桐生 徹

教授(実務家教員)

<専門>
理科教育,教師教育学,臨床教育学

<研究内容及び指導内容、その他>
 授業中、子どもは何を考えているのでしょう?教師や友の声に反応して学んでいる素振りを見せているだけで、ホントは、周りの雰囲気に合わせて笑っていたり、わかったふりをしていたり,指名されないことを祈っていたり、「私を当ててよ」と訴えている子どももいたりするかもしれません。一斉指導の授業では,黙って静かに座っている子どもの本当の声はわからないものです。教師が黒板の前で話している時間が長くなれば,子どもの声を聞き取ることは更に難しくなります。では,アクティブ・ラーニングの授業であれば,子どもの声を教師は理解できるのでしょうか。空気を読むことを強調する雰囲気の集団では,同調圧力が強いため黙ってしまう子どもがいます。傍観者でいることの気楽さに慣れて声を出さない子どももいます。

 「声にならない声を読み解く教師力の育成」

 私の研究がめざすビジョンです。

 声の主は,子どもだけではありません,教師も然り,保護者も然り,学校を取り巻く地域の方も然り,さまざまな声を記号化して検討することが柱となります。ですから研究の対象は理科だけではなく,全ての教科です。また,子どもだけが対象ではなく,教師,保護者も対象としています。授業形態も同学年の集団だけでなく,異学年や小中合同授業なども対象としております。

 それらの声を聞くために,協働で授業をデザインし,授業実践を行い,複数台のビデオで録画、ICレコーダーで子ども一人ひとりの声を録音し総合して,子どもの声を読みとります。また,コミュニティスクールや小中連携などの制度を利用して,よりよい運営や計画に参画しながら,保護者,地域の声を拾っていきます。

 さて,私ですが,長野県の公立中学校で教諭を務め,最後は長野県総合教育センターで指導主事をしておりました。その間,現職派遣院生として本学を修了,兵庫教育大学連合学校教育研究科博士課程を修了しました。臨床教育学,理科教育学が専門です。

経歴

職位 教授(実務家教員)
令和4年改編に伴い
認可された場合の大学院
所属予定コース/領域名
学校教育実践研究コース
/学級経営・授業経営領域
学位 博士(学校教育学)
現場経験等 中学校教師・指導主事
専門 理科教育,教師教育学,臨床教育学
所属学会 臨床教科教育学会,日本理科教育学会
日本科学教育学会,日本教科教育学会
日本教師教育学会,日本学級経営学会
日本地学教育学会
博士課程(授業担当/研究指導担当) 兵庫教育大学大学院連合学校教育学研究科先端課題実践開発連合講座(授業)
業績(論文・書籍)等 https://staff.juen.ac.jp/profile/ja.910bcbcba32cf0d760392a0d922b9077.html
研究室ホームページ https://kiryu-lab-home.jimdo.com/
個人ブログ・SNS等 https://www.facebook.com/toru.kiryu
連絡先 kiryu の後ろに@juen.ac.jpをつけてください
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