教職大学院(令和4年度より)の科目
学校支援プロジェクト科目
- 数学分野では,主に算数・数学科を中心とする学校現場における喫緊の教育課題の解決に参画します。
- ・学校支援フィールドワーク
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勿論,このような実践的教育活動を一人で行うわけではありません。 現職院生,学卒院生,そして大学教員が1つのチームとなって協働で取り組みます。 具体的には,年間150時間の学校実習の中で行います。通常,約4か月間,学校現場では 2学期になりますが,この学校現場をフィールドとして行う活動を「学校支援フィールドワーク」といいます。これが教職大学院における「実習科目」に相当します。
- ・学校支援課題探求リフレクション
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この科目履修と並行して,学校現場におけるフィールドワークでの実践や観察結果等を大学で振り返って検討する科目が用意されています。これが「学校支援課題探究リフレクション」です。 このように学校現場における教育課題を解決する活動は,これら2つの科目を同時に履修することで,学校現場における教育実践と大学における理論に基づく検討を交互に行いながら進められます。
より具体的な取組内容としては,算数・数学科を中心として, 「主体的・対話的で深い学び」を引き出す新しい授業デザインの提案や, それを促す新しい教材の開発やICTの効果的な活用方法の提案, さらに,授業の効果や改善への手がかりを探るための授業分析などを行います。
また,全国学力学習状況調査等の学力テストの分析や特に算数・数学を苦手としている児童・生徒の授業中の支援や放課後学習支援なども行います。
特に現職院生は,算数・算数・数学の公開授業研究会に向けた取組の支援や若手教員の授業力の向上の取組支援なども行います。
- ・学校支援課題探求プレゼンテーション
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こうした取り組みによって得られた成果は,お世話になった学校現場の先生方に還元します。そのために,教育実践研究報告としてまとめ,各学校において,できるだけ分かりやすく,プレゼンテーションをします。これが「学校支援課題探究プレゼンテーション」です。
