記録編 ニューヨーク
アムトラックの旅(ボストン〜ニューヨーク間)
上越教育大学・院 社会系
(秋田県立秋田中央高等学校) 渡辺義人
 12時15分、ニューヘヴン着。到着前、スクラップヤードや工場や工場の跡地が見えた。都市のインナー地区の旧工業地区といったところ。10分間停車のアナウンスがあり、ホームに出てみると、車内禁煙なので、ホームで立ってたばこを吸う人が多い。さらに、ここから電圧が異なるので機関車を変えた。そのための停車であった。少々遅れて、12時30分ニューヘヴン発。出発後、操車場が見えた。
 13時50分頃、遠くにかすみに煙る、マンハッタンの摩天楼が見え始める。  14時10分、40分遅れで、漸く、ニューヨークシティー、ペンシルバニア駅に到着。合計5時間05分の旅であった。そんなに長旅であった印象はないが、航空機ならば1時間かからない距離ではある。
 さすがニューヨーク、駅の地下ホームは熱く、騒がしい。人々の歩くスピードは早くせわしい。
 ペンシルバニア駅はグランドセントラル駅と並んで、マンハッタンの鉄道の2大玄関ということである。アムトラックを初めニューヨークへの遠距離列車はすべてペンシルバニア駅に到着する。1日600本の列車が発着し、60万もの人が利用している。2002年には、2ブロック離れた郵便局の跡地に待望久しい移転予定とのこと。これもアメリカ国民に鉄道が愛されている証左であろう。