(3) ニューヨーク
ニューヨークの港に入ると、晴れた日はリバティ島に巨大な自由の女神の像がそびえ立っているのが目に入る。この像は合衆国人にとって建国の象徴となっている。
女神像は合衆国の独立100年を祝ってフランスから寄贈されたものである。鉄製の骨組に銅版を打ち付けたもので、フランス人エッフェルによって考案された。像本体の高さはたいまつの先までで46.4メートル、台座をふくめると93.5メートルになる巨大な銅像である。像の重量は254トンという。女神は頭に7本の「光の矢」のついた冠をかぶり、右手にたいまつを高々と掲げ、左手には「1776年7月4日」と記された独立宣言書を持っている。また、足下にはかつて奴隷の身であったことを示すこわれた鎖がある。まさに、イギリス本国からの独立を象徴する像であり、合衆国の人だけでなく世界中の観光客が訪れる。
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