中学校3年生公民的分野
国際社会と平和 〜国際連合の現状と課題〜
〜国際連合のあゆみから戦後の国際関係を把握する学習〜
上越教育大学・院・社会系M2
(上越教育大学学校教育学部附属中学校) 釜田 聡

1 はじめに
(1)新学習指導要領との関係
 国際連合にかかわっては、公民的分野の「目標」及び「内容」に、次のように記されている。
 目標(3)「世界平和の実現と人類の福祉の増大のために、各国が相互に主権を尊重し、各国民が協力し合うことが重要であることを認識させるとともに、自国を愛し、その平和と繁栄を図ることが大切であることを自覚させる。」
 内容(3)ウ「世界平和の実現と人類の福祉の増大のためには、国家間の主権の尊重と協力、各国民の相互理解と協力が大切であることを認識させる。その際、日本国憲法の平和主義について理解を深め、我が国の安全と防衛の問題について考えさせるとともに、核兵器の脅威に着目させ、戦争を防止し、世界平和を確立するための熱意と協力の態度を育てる。また、人類の福祉の増大を図り、よりよい社会を築いていくために解決すべき課題として、地球環境、資源・エネルギー問題などについて考えさせる。」
 内容の取扱いについては、次の2点が示されている。
(ア)「地理的分野、歴史的分野との関連を図り、その学習の成果を生かす工夫を行うこと」
(イ)「『世界平和の実現』については、・・・国際連合の働きなど基本的な事項を踏まえて理解させるように留意すること」「なお、国際連合を取りあげる際には、主要な組織とその働きなどの基本的理解にとどめること」
 つまり、国際連合については、これまでの地理的分野や歴史的分野などの学習活動や生徒の興味や関心などを生かしながら、「世界平和の実現」との関連で扱うとともに、国際連合の組織やその働きなど深入りしないことなどが求められている。
(2)教材化の意義や教師の教材観 1)平和維持機能としての国際連合
 国際連合は、第二次世界大戦を繰り返してはならないという強固な国際的なコンセンサスのもと設立された。特に、安全保障に関しては、相当な集権化を遂げて、その役割は大いに期待された。このように国際連合は、国際秩序維持の主役と考えられていたが、冷戦時代には安全保障理事会が常任理事国の拒否権で機能不全に陥っていた。
 しかし、冷戦が終わるころから、安全保障理事会が機能し始めた。湾岸戦争において、国際連合はイラク制裁の決議を連発し、多国籍軍の武力行使も容認するなど積極的な役割を果たした。また、冷戦後、PKO(国際連合平和維持活動)の活動が活発化した。当初、その平和維持機能の中心的役割を担うものとして構想されたのは国際連合軍であった。しかし、国際連合軍は朝鮮戦争の時にできただけであって、あとは一度も成立しなかった。その代わり創設されたのが、PKOである。PKOが初めて創設された1948年から1978年までに、13のPKOが送られた。それから1988年までは1件もなかったが、1988年からは、34のPKOが送られているのである。(1998年1月現在)

写真1:国際連合入り口附近「世界各国の国旗」 各国の国旗はアルファベット順に掲揚されている。

写真2:安全保障理事会
 一方、国際連合の平和活動の発展に水をさしたのが、ソマリアの失敗であった。国際連合は多国籍軍を派遣し、ソマリアを一時的に押さえたが、その後大混乱が起こり、アメリカは全部隊を引き上げることになった。また、最近では、コソボ紛争のように、国際連合とは別組織のNATOが大規模な空爆を行うなど、国際連合の平和維持機能は、大きな課題を抱えている。
 こうした国際連合の平和維持機能の難点の一つは、国際連合の財政問題であろう。国際連合の通常予算は、1998〜1999年で25億3233万ドルで、その分担金はアメリカが25%(上限)、日本が約18%である。しかしながら、国際連合の通常予算は、ニューヨーク市予算の4%、ニューヨーク市警の予算とほぼ同額であるなど、国際連合に課せられた使命を考えると、余りにも低額である。アメリカと日本が、国連の通常予算の半分近くを負担している現状も含めて、国際連合の財政改革が急務と考える。一方、PKOの予算は国際連合の通常予算と別枠になっていて、PKO予算は通常予算の2倍にもなっている。また、通常予算及びPKO予算の滞納額は大きくなり、その額は約30億ドルに達し、そのうちの16億ドルはアメリカによるものである。ここに、国際連合に対するアメリカの苛立ちを垣間見ることができる。
 その他、旧敵国条項が廃止され、日本やドイツの常任理事国入りの問題や21世紀に向けた組織改革の必要性が求められている。
 このように国際連合が抱える課題は山積しているのが現状である。
2)生徒の実態
 生徒は、これまで歴史的分野の学習で、国際連盟が第二次世界大戦を防げなかった要因として、アメリカの不参加と強制力が弱かったことについて学んでいる。しかし、日本と国際連盟とのかかわりについては、満州事変以後の国際連盟脱退等の歴史と新渡戸稲造等がヨーロッパ和平に尽力したこととの関連について問題意識をもつ生徒は少ない。
 また、第二次大戦後、国際連合が設立され多くの課題を抱えつつ、国際社会の平和と安定に寄与してきたことも学んでいる。しかし、生徒の国際連合についての興味や関心、問題意識は、マスコミ等でセンセーショナルに報道される断片的な情報によって形成されたものが多い。また、国際連合の現状や課題について関心をもったり、現在の世界情勢や戦後史とのかかわりの中で国際連合を考えたりすることができる生徒は少ない。
 そこで、生徒が国際連合のあゆみを戦後史、特に国際関係史とかかわらせながら考えることが極めて大切だと考え、戦後の国際関係史のなかに国際連合のあゆみを位置付ける学習を設定した。そうすることで、生徒一人一人が国際連合のあゆみを切り込み口としながら、戦後の国際関係の概略を把握し、来るべき21世紀の国際社会及び日本と国際社会との関係について思いを馳せることができると考える。
(3)ねらい
国際連合の役割やしくみに興味や関心、問題意識をもち、追究し続けようとする。
国際連合を中心にしながら、現在の国際関係と日本の果たすべき役割について話し合い、自分の考えをもとうとする。
追究に必要な情報を的確に収集・整理し、時と場に応じた分かりやすい発表を心がける。
国際平和主義の意義を理解し、日本の平和主義と国際平和主義の関係について思いを巡らすことができる。

2 学習活動の構想(単元構想)
 生徒一人一人が、国際連合に対して興味や関心、問題意識をもちながら、学習活動を推し進めていけるように次のような学習活動を構想した。

(8時間)
主な学習活動 主な教師の支援
@国際連合と国際連盟の共通点と相違点を探る。
2時間
 ・国際連盟設立の目的及び歴史的役割を評価する。
A朝鮮戦争、湾岸戦争、コソボ紛争、東ティモール時の国際連合の対応から、国際連合の役割と課題を把握する。
2時間
B国家と民族、人権、平和などについて、各自がテーマを設定し追究する。
3時間
C追究してきたことを各グループごとで発表する。
1時間
 
○国際連合本部で収集た資料を提示して、興味や関心、問題意識をはぐくむ。
 
 
 
○朝鮮戦争時に国連軍が編制された経緯、ソ連と中国は拒否権を発動しなかったのかについて考える場を設定する。
 
○「子どもの権利条約」を中心に説明し、地球市民として普遍的な権利と国家との関係について問題意識をはぐくむ。
○できるだけ多様な発表を聞くように助言する。
 
 

1)最初に、「国際連合と国際連盟の共通点と相違点を多面的・多角的に考察する」場を設定する。
 ここでは、各グループごとに組織面や参加国、歴史的役割等について話し合い、発表する場になる。
 国際連盟については、第一次世界大戦の戦後処理及び「日本と国際連盟の関係」について想起し、「なぜ、第二次世界大戦を防げなかったのか」について考える。国際連合については、その名称(UN)の由来と国連憲章から、国際連合設立の目的について思いを巡らす。両者の比較については、生徒はグループごとに、紛争時の対応や加盟の手続き、当時の歴史的背景から、その共通点と相違点について話し合い、発表する。
2)次に、「朝鮮戦争、湾岸戦争、コソボ紛争時の国際連合の対応から、国際連合の役割と課題を把握する」場を設定する。
 ここでは、国連軍が朝鮮戦争時にだけ編制された歴史的背景を追究する。生徒は、朝鮮戦争勃発当時、中国の国連加盟問題とソ連の安全保障理事会のボイコットから国連軍が編制された事実を認識する。冷戦中の米ソの拒否権の連発、冷戦の終焉、ソ連崩壊による国際関係の変化等と国際紛争に対する国際連合としての対応を追究することで、国際連合の歴史的役割の変遷及び現状と課題が浮き彫りになる。
3)続いて、「国家と民族、人権、平和などについて、各自がテーマを設定し追究する」場を設定する。
 ここでは、生徒一人一人がこれまでの学習を想起しながら、現在の国際社会と平和の在り方についてテーマを設定する。主に、「地雷処理について」「難民対策」「21世紀における日本の役割」など、これまでの生活経験や学習経験から生じてきたテーマが設定されるであろう。
4)最後に、「追究してきたことを各グループごとで発表する」場を設定する。
 ここでは、生徒一人一人が発表資料を作成し、各グループ内で報告する。このような学習を経て、21世紀における日本の進むべき方向を考えたり、自らの生き方に問いかけたりするきっかけになると考える。

3 主な授業の概要
1)の授業を中心に
写真3:国連本部周辺(UN/DPI)
教師:「最初に、この写真(写真3)を見てください。ここはどこだと思いますか?ヒントは幾つかありますよ。」
A男:「高いビルが並んでいる・・・。川がある・・・。この高いビルはどこかで見たことがある・・・。」
C子:「エンパイアステートビル?」
D男:「多分、アメリカだと思いますが」
教師:「そうです。アメリカのニューヨークです。先日、アンケート調査を行いましたがニューヨークといえば、自由の女神やマフィア、犯罪という回答が多かったようです。実は、この写真(写真3)には、さすがのニューヨーク市警も入れない箇所があります。どこだと思いますか。そこは何とアメリカではないのですよ。」
B男:「先生、もしかしたら正面の建物は国連本部ですか?」
写真4:変貌するニューヨーク
教師:「どうしてかな?」
B男:「国連本部であれば、アメリカではない、ニューヨーク市警も入れない、という理由が分かります。」
教師:「そうだね。ところで、国際連盟に加盟していなかったアメリカに国際連合の本部を誘致することになったのは、どうしてかな。」
生徒:「アメリカは議会の反対があり、国際連盟に加盟しなかったのに・・・。」
教師:「実は、1945年の米国議会で国際連合の常設本部をアメリカに誘致することを満場一致で決議しました。そして、国際連合の総会で各国からの申し出や提案を審議した上で決定したそうです。ロックフェラー2世から850万ドルの寄付があり、敷地の一部等をニューヨーク市から提供されたそうです。また、ニューヨーク市は、国際連合本部周辺の開発計画(総工費3,000万ドル)を引き受けたそうです。国際連盟の参加には消極的だったアメリカが、国際連合にこれだけ積極的になったのも大きな時代の変化です。
 さて、今日から、国際連合について勉強しながら、現在と21世紀の国際社会について勉強することにします。最初に、国際連盟について、振り返ります。国際連合と国際連盟には、似ているところと異なるところがあるかと思いますが、一つ一つ探っていきます。(以下国際連盟設立の目的等の確認。略)
教師:「次に、国際連盟がその機能(役割)を果たせなくなったのはいつからだと思いますか。各グループで話合い、そのできごとを一つ挙げてください。その後、国際連合にも同じようなできごとがなかったかを探っていきます。」
教師:「そろそろまとまったかな。それでは、1班から発表してください。」
1班:「ぼくたちは、国際連盟は最初から機能していなかったと思います。弱点だらけだったと思います。」
S子:「それは違うと思います。1920年代は、ヨーロッパの紛争をかなりおさえたと思います。日本も、ヨーロッパの紛争には、積極的に取り組んだようです。」
教師:「日本の立場が微妙だったようですね。ヨーロッパには客観的な立場で紛争解決に取り組みながら・・・、アジアではどうだったのだろうか。次は、2班。」
2班:「ぼくたちは、1931年の満州事変だと思いました。せっかく国際連盟のリットン調査団が調査をして勧告を出したのに、日本がその勧告を受け入れずに、脱退することになったのだからです。」
3班:「わたしたちは、1936年のイタリアのエジプト併合をあげました。このとき、国際連盟はイタリアに対して経済制裁をしたにもかかわらず、途中で解除したからです。もっと強い措置をとるべきだったと思います。」
〜途中略〜
教師:「ありがとうございました。各グループとも、それぞれの意見とその理由を明確に述べてくれました。各グループの発表を参考にしながら、国際連合について考えてみましょう。それでは、これから配付する写真(写真5、6他)を見てください。」
※ここで、国際連合本部に展示されているモニュメントや美術作品を提示する。

写真5:ルクセンブルク政府寄贈の「発射不能の銃」写真6:Jose Vela Zanetti(スペイン)の作品

教師:「1枚、1枚の作品に込められている思いや願いを読みとることで、国際連合に何が期待されているか、分かるかと思います。それぞれの写真にタイトル(キャプション)を付けてください。」
 各グループごとに5分程度話し合った後、次のようなキャプションとそれぞれの理由が発表された。

写真5:「平和の銃」「戦争反対の銃」・・・。
写真6:「21世紀の人々」「平和の誓い」・・・。

 続いて、国際連合の目的や役割を国連憲章をもとに確認し、次の歴代事務総長の写真とその在職時代の象徴的なできごとをあらわした写真を各グループに配付し、以下のように授業を進めた。

写真7 写真8 写真9 写真10
写真11 写真12 写真13 UN/DPI

教師:「今、配付した写真は、何か分かりますか。」
生徒:各グループで相談しながら・・。「どこかで見たことある。きっと国連関係だ・・。」
教師:「実は、今、配付したのは歴代の国連事務総長です。それぞれ、氏名や出身国、就任時期等については、別の資料に書かれています。出身国を見て、気づいたことはありますか。」
生徒:「あれ、小さな国の出身者が多い。アメリカやイギリス、ソ連などの大国出身者がいない。」
教師:「そうですね。国連の事務総長は、もともとはそんなに強い権限はなかったのですが、最近、マスコミ等でも注目されています。以前とは、事務総長の役割は変わってきたようです。さて、次の課題を説明します。これから、それぞれの事務総長が在職した時代の代表的な写真を1〜2枚配付します。各グループで、それぞれの歴代事務総長とそれぞれのできごとを表す写真とを組み合わせてください。」

配付した写真
1「朝鮮戦争」 2「アジア・アフリカ会議」 3「ベトナム戦争」
4「石油危機」 5「ベルリンの壁全廃」「湾岸戦争」
6「ソマリア紛争」「日本のPKO」 7 「ユーゴ空爆」

 その後、各グループで話し合った結果の発表を促し、それぞれの歴史的できごと等について補足説明を行った。 続いて、生徒に次のように問いかけた。
教師:「さて、ここで、少し国際連盟での学習を思い出してください。国際連盟がその使命を果たせなかった理由として幾つかあがりましたが、実は、国際連合も幾つかの課題を抱えています。次の資料を見てください。」
 配付した資料
資料1 記録投票により採択された国連総会決議に対する賛成率。
資料2 記録投票により採択された国連総会決議に対する反対率。
資料3 西側諸国の国連総会決議賛成率。
資料4 1972年国連総会における各国の投票行動。
資料5 1989年国連総会における各国の投票行動。
資料6 1993年国連人権条約批准数。
資料1〜6:河辺一郎(1994)『国際連合と日本』岩波書店より

資料7
2000年国連分担金割合
UN Resolutions adopted by the General Assembly during the first Part of its fifty-second Session from 16 September to 22 December, 1997

 生徒は、資料1〜7までの読みとりとこれまでの学習をかかわらせながら、国際連合の現状と課題について、各グループでの話合いを深めていった(約30分)。その後、各グループでの話合いの結果を発表させながら、意見交換の時間を設定した。そこでは、主に次の内容についての問題意識が表出される場になった。
国連予算に占める日米の負担が予想以上に大きかったこと。
アメリカの拒否権発動と南北問題の関係。
日本の人権問題に対する対応について。
 そして、授業の最後には、「国連と朝鮮戦争」「国連と湾岸戦争」「国連とコソボ紛争」について、さらに話合いを深めることで、国際連合と国際社会の動向がつかめそうだということを確認した。

4 授業の評価
(1) 写真教材について
 生徒に、国際連合設立のねらいに迫るため、モニュメントや美術作品を写真教材として提示した。生徒の多くは、具体的なモニュメントや美術作品から、その意図することを読みとることができた。そして、国際連合とそうしたモニュメントや美術作品との関係に思いを重ねた生徒もいた。
(2) 追究活動
 生徒一人一人は、国際連合と現実の国際社会とのかかわり、あるいは21世紀の国際社会と日本との関係について、興味や関心、問題意識をもちながら追究している姿が随所に見られた。
 また、現在の東ティモールと国際連合の関係、さらにコソボ問題と東ティモールへのアメリカとオーストラリアの対応に温度差があることに着目した生徒もいた。

5 参考文献等
United Nations United Nations Pictorial Book THE UNITED NATIONS AS A PUBLISHER
財団法人矢野恒太郎記念館(1999)『日本国勢図会1999/2000』国勢社
共同通信社編(1999)『20世紀未来への記憶』洋泉社
下斗米伸夫、北岡伸一(1999)「国際組織の発展」『新世紀の世界と日本(世界の歴史30)』
中央公論新社
日本国際連合協会著(1998):『日本語版最新国際連合ガイド』講談社
United Nations Understanding the United Nations Department of Public Information,United Nations,1997
UN(1998): Resolutions adopted by the General Assembly during the first Part of its fifty-second Session from 16 September to 22 December,1997 UNIC TOKYO
国際連合広報局著(1997):『国際連合の基礎知識』世界の動き社
最上敏樹(1997):「国際機構と平和波動」『25戦争と平和』岩波書店
水島朝穂(1997):『武力なき平和』岩波書店
United Nations(1995): Secondary School Kit on the United Nations UNITED NATIONS PUBLICATION
外岡秀俊(1994):『国際連合新時代−オリーブと牙』筑摩書房
河辺一郎(1994):『国際連合と日本』岩波書店
国際連合ホームページ(国際連合広報センター):http://www.unic.or.jp/index.htm
国際連合PKOホームページ:http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/chikyu/pko/index.html
国際連合とコソボ問題:http://www.unic.or.jp/recent/kosovo.htm
日本ユニセフ協会ホームページ:http://www.unicef.or.jp/
日本ユネスコ協会連盟ホームページ:http://www.unesco.or.jp/index1.htm


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